出版社内容情報
懐かしいけれど色褪せない“海の匂い”。浅井慎平の記念碑的作品集。
著者等紹介
浅井愼平[アサイシンペイ]
1937年、愛知県瀬戸市生まれ。写真家。早稲田大学在学中より映画制作に従事。1965年、日本広告写真家協会賞受賞。2008年、日本写真協会作家賞受賞。1966年、『ビートルズ東京』の写真集などでデビュー。その後、東京アートディレクターズクラブ最高賞受賞など、数多くの賞を受賞。1982年、映画『キッド・ナップ・ブルース』監督。1991年には、“美術館のある風景”をコンセプトに「海岸美術館」を房総千倉に設立。現在、大阪芸術大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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J.T.
6
いろいろな海。ときには漁師の視線で、ときには潜る人の視線で、あるいは旅先で見つけた、誰もいないビーチで水平線を見たときを思い出す。ポストカードのような綺麗な海の写真集ではなくて、もっと感情に訴えかけてくる写真たちだった。写真がノドをまたぐのは本当に残念。2016/09/23
ラムネ
2
心の別荘のような海辺の写真集。 透き通るような青い海、突き抜けるような青空、 ばっかりじゃないのがいい。 人生、爽やか気分だけじゃない。 どす黒い想いや、自棄の時や、 静かな心や流れに身を任せる、 いろんなことがあってこそなんだと、 安らかな気持ちになった。2018/08/25
きのたん
2
きれいなものしか見ないようにしているのか、それともこの人が撮るからきれいに写るのか。雑多な中にも見るべきアングルがあるということか。赤瀬川先生といい、考えさせられる。2018/01/27
影法師
1
全体的に薄暗い印象があり、あまり好みではなかったかな。2009/06/19