出版社内容情報
太宰治、坂口安吾を始め、錚々たる作家の写真を撮影当時のエピソードをそえて、文士の肖像を明らかに。三島由紀夫の『潮騒』など、名作のロケ地を訪ねた当時の写真、あらすじを付けて紹介。
内容説明
錚々たる作家一〇九名のドラマチックな肖像と『潮騒』など名作のロケ地を活写した「小説のふるさと」を収録する写真文集。
目次
川端康成
獅子文六
佐藤春夫
高見順
永井龍男
大岡昇平
大仏次郎
野上弥生子
和田伝〔ほか〕
著者等紹介
林忠彦[ハヤシタダヒコ]
1918年山口県徳山市に生まれる。1938年にオリエンタル写真学校を卒業。1942年華北広報写真協会を結成、報道カメラマンとして中国へ渡る。このころ『婦人公論』等各誌に発表。1946年東京へ引き揚げ。月20誌以上に作品を発表する売れっ子作家となる。1948年日本写真家協会の母体のひとつ「写真家集団」発足に参加。1971年『日本の作家』で日本写真家協会年度賞受賞。1972年二科展「織田広喜」で内閣総理大臣賞受賞。他、紫綬褒章、勲4等旭日小綬章受章。1990年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふう
12
やむにやまれず再読w(詳細は略)。ざっくりした言い方になっちゃうけど昔の小説家ってかっこいいな。みんな味があるんだよね。やっぱりある程度の年齢になると人間、顔に出るなとしみじみ思う。造作がどうこうではなく、人相というか。安吾、太宰は別格として、好きなのは田宮虎彦(どちら様?状態…不勉強で申し訳ない)。五木寛之、五味康祐、大江もすごくいい。そして三島。なにこの違和感のない違和感みたいなゴージャスな写真はw2019/01/31
ふう
8
…メモった感想がすべて飛んだ…いつか読み直して感想書き直そう。いまは立ち直れん。2019/01/22
ダアリヤ
0
知っている作家様、知らない作家様、たくさん知ることができました。 織田作之助さん、とっても美青年だったんですね。 瀬戸内寂聴さんの若かりし頃はとっても可愛らしい! そして太宰治が座った椅子があるというルパン、行ってみたい。2016/11/07
うめむら
0
メモ:暗夜行路に関する尾道の写真は1956年?『文士の時代』(朝日新聞 昭和63年刊)収録の写真と著者への聞き書き、及び『小説のふるさと』(中央公論社 昭和32年刊)収録の写真をもとに再編集とのこと。(目次部分に記載)2025/01/13