内容説明
美しき日本の色250。ビジュアルで見せる色事典の決定版。四季の移ろいは伝統的な日本文化に豊饒な色彩美を創り出しました。本書では日本人の美のこころが生み出した伝統色250色を紹介します。最新のCMYK、RGB数値を掲載。
目次
撫子色
紅梅色
蘇芳
退紅
一斤染
桑染/桑の実色
桃色
苺色
薄紅
今様色〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Romi@いつも心に太陽を!
19
色にはこんなにも種類がある。草木染めの他に伝統や文化が背景にある名前に、日本人の感受性、細やかさが伝わってきます。空や日本画、木や花々に鮮やかな襲、くすんだ色味の着物。写真も参考になりました。位にも色を用い、歌にも色を添えた彼の人々。今様色や江戸茶のように当時の流行りをそのまま名前に残した色も興味深く楽しむことができた。2010/11/15
emi*
9
図書館にて。日本語の美しさと、微妙な色合いにも素敵な名前をつける日本人って素晴らしい。250色は圧巻です。2012/07/08
きりん
1
同じPIEの本のフランスの伝統色よりも、写真が渋い。着物とか甲冑とか…。渋いけど、こういうのはやっぱり日本っぽいな〜。袈裟の色のページで、お坊さんの後ろ姿が載ってるのは面白かった。しかもわりとアップで、坊主頭が鮮明に写ってるの。シュールだな。2018/09/27
しまめじ
1
こういう色の本はどんなところから色の故事を引っ張ってくるのかな~というのが気になるところですが、この本写真が綺麗で見やすくていいですね。江戸時代に灰色や茶色がものすごく流行ったのは当時最新技術で作られたオシャレな色だったという産業技術史な部分も面白いですね。この微妙な色の差異をDICインクチップで出すの大変だなぁ2012/01/30
Hitoshi Odate
0
知識が増えればより世界がカラフルになると改めて思う本であったとともに、故人も感性の豊かさに敬意の念うぃ抱きます。 現代人が便利さとともに失われたセンスを感じました。




