内容説明
ザ・イエロー・モンキーの「ＰＵＮＣＨ ＤＲＵＮＫＡＲＤ ＴＯＵＲ」は、９８年９９年と足かけ二年、全１１３公演、ホールとアリーナクラスの大会場を交じえながら全国を巡る壮大なものだった。３月１０日の横浜アリーナでのツアー・ファイナルは、街頭ビジョンと衛星テレビ３局で生中継もされたので、四人が一体となったこの圧倒的なステージを観たファンも多いことだろう。ファイナル・ステージには、その音楽性とパフォーマンスがすべて吐き出されていたと大好評。また、わずかな時間を縫って「ＳＯ ＹＯＵＮＧ」をもリリースした。彼らが本格的に始動を開始したのは８９年、９２年にはメジャーデビューを果たしたが、当時からそのライブ・チケットは毎回完売。その演奏力とステージングの素晴しさは、音楽関係者の間で話題となっていた。イエロー・モンキーは音楽的サクセスと商業的サクセスを両立させた数少ないバンドの代表なのだ。本書は、そんな彼らのすべてを、ファン向けに分析評論・紹介したものである。
目次
第１章 ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹの軌跡（１９８７年 ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹ命名；１９８８年 ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹ結成 ほか）
第２章 ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹの世界（吉井和哉は今ドキ珍しいほどの苦労人；吉井和哉の内なる演劇性と役者魂 ほか）
第３章 アルバムからみたＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹ（異色のデビュー作とは？；『ＴＨＥ ＮＩＧＨＴ ＳＮＡＩＬＳ ＡＮＤ ＰＬＡＳＴＩＣ ＢＯＯＧＩＥ』のサウンド考証 ほか）
第４章 ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹファン！（ファンはＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹのどこが好き？；ＴＨＥ ＹＥＬＬＯＷ ＭＯＮＫＥＹファンクラブはココが違う ほか）
