ギリシア建築

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  • サイズ A4判/ページ数 232p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784894393080
  • NDC分類 520.2
  • Cコード C3352

出版社内容情報

世界の建築を体系的にとらえ、各様式を集成した建築史の決定版。
「建築」「美術」「哲学」の専門家のみならず、建築に魅了されるひとびとの座右の書。

●原書は、エレクタ・リッツォーリ社から刊行されたHistory of World Architecture(Paperback Edition, 18 vols)。
20世紀を代表する欧米の建築史学者が、各様式の建築を体系的・組織的に分析・解説した高いレベルの
建築史書として知られ、今日でも最も優れた『世界建築史』とみなされている。
●翻訳は、本邦の建築史学界をになう13名の建築史専門家が、それぞれの専門、もしくはそれに類する分野を担当。
東洋建築に関する2巻を除いた16巻を日本語版として逐次刊行。
●全巻を通して5,200点を超えるモノクロ写真・図版と390点のカラー写真を多用し、各様式を代表する建築を
ヴィジュアルに収録。消滅した建築の復元図だけでなく、建築図面についても平面図等を随所に掲げ、
読者の理解を助ける内容となっている。

内容説明

本書では、政治的、社会的、そして宗教的な脈絡の中で、建築が創造されていく素晴らしい過程を解釈している。ギリシア建築の二つの偉大な時代のみを取り上げた。第一の時期は、平面と形態を模索していた揺籃期から成長期にかけての時期、第二の時期はヘレニズム時代で、根底的な政治的変化によって建築が発展した時代である。

目次

第1章 クレタとミケーネの建築(ミノス時代のクレタ建築;ミケーネ時代の建築)
第2章 ギリシア建築の誕生と発展(草創の時代の建築;イオニア式オーダーの発展;ドリス式オーダーの揺籃期 ほか)
第3章 ヘレニズム時代のギリシア建築(建築の新しい潮流;空間の構成と都市計画)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

332
写真も多く、解説もわかりやすい。シリーズ第3巻は壮大なギリシャ建築群。まずはクノッソス(紀元前2000年頃)とミケーネ(前1350年頃)から。クノッソス宮殿の華麗さ、ミケーネのアトレウスの緻密な石組。やがて遠大な時の果てにローマから西洋建築に受け継がれていく様が想像される。そして、いよいよパルテノン(前438年)の登場である。今回は細部の柱頭彫刻の優美さに眼をみはる。眺めているだけで、容易にタイムスリップできそうだ。数々の天災や災厄に見舞われたであるうに、よくぞ姿をとどめてくれたものである。感無量。2023/02/21

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