出版社内容情報
崩壊寸前のアメリカを救った偉大で悲劇的な大統領の肖像を
就任から暗殺までの4年間にわたりリンカーンと彼をめぐる
人物たちの視点から浮き彫りにした長編歴史小説。
内容説明
崩壊寸前のアメリカを救った偉大で悲劇的な大統流の肖像を、就任から暗殺までの4年間にわたり、リンカーンと彼をめぐる人物たちの視点から浮き彫りにした長編歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
4
ゲティスバーグ演説から跳んで再選直前へ。夫人は買い物依存症、その借金を不正流用で補填し南部のスパイも絡む。激情発作。グラントが出れば共和党の勝利は堅いが、彼は民主党から出ても当選できる単なる軍人。リンカーンは慎重な言い回し、演説が与える効果について計算しつくしている人。再選の演説はルイジアナの再建計画についてで熱狂させるようなものでなかったが国際的効果を意識した。再選されて南部シンパは暗殺を考えたが、副大統領ジョンソンはジョージア州で連邦支持を公然と訴えた信念の人、南部連盟州に過酷な仕打ちをすることになる2014/02/25