出版社内容情報
近代日本の万能人に資料から迫る!
裏切り者か、新政府の切り札か――日本近代史において榎本武揚ほど評価のわかれる人物は他にいない。一般的なイメージでは捉えきれないその複雑な人間像と魅力を、榎本家に現存する書簡や、図書館等に保管されている日記・古文書類を渉猟しあぶり出す。膨大な資料を読み解く中でその思想、信条に触れながら、逆賊から一転、政府高官にのぼりつめた榎本武揚という人物の実像に迫る。『環』の好評連載に大幅に加筆し、単行本化。
[附]年譜・人名索引
内容説明
日本近代史上、榎本武揚ほど評価の分かれる人物はいない。逆賊から一転、政府高官にのぼりつめた男の実像に、書簡や日記、報告書などの膨大な自筆資料から迫る。
目次
第1章 外国への視線―1836‐1863
第2章 戊辰の嵐に、立つ―1864‐1868
第3章 蝦夷の大地、燃ゆ―1868‐1869
第4章 死を前にした化学者―1869‐1872
第5章 開拓使で鉱山調査―1872‐1874
第6章 日露交渉と「シベリア日記」―1874‐1878
第7章 降りかかる国家の難題―1879‐1893
第8章 隕石で流星刀を作る―1894‐1906
著者等紹介
合田一道[ゴウダイチドウ]
1934年北海道生まれ。ノンフィクション作家。長く北海道新聞社に勤務し編集委員などを歴任し、1994年退社。その間、幕末から維新にかけての数々のノンフィクション作品を執筆し今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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