内容説明
薄明の峽に、詩魂を抱いて生きた、天性の俳人。水原秋桜子、石田波郷、桂信子らに高く評価されながら、俳壇の表に出ることを厭い、秩父の「峽」に生きたその75年の生涯を徹底的に調べ尽くし、句や随筆等の作品を網羅した労作。
目次
第1部 馬場移公子作品集(「馬醉木」に投句;第一句集『峽の音』;第二句集『峽の雲』;自選句及び晩年の百句(鬼谷抄出)
随筆)
第2部 馬場移公子論(諸家による移公子評;馬場移公子追悼文集)
著者等紹介
中嶋鬼谷[ナカジマキコク]
1939(昭和14)年4月22日、埼玉県秩父郡小鹿野町に生る。1989年加藤楸邨に師事。1992年「寒雷」同人。現在「晨」(大峯あきら代表)同人。日本文藝家協会・日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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