目次
第1部 中世から古典主義時代へ―逆説的な盲人のイメージ(中世;近代のはじめ;古典主義時代における盲人の歴史の足がかり)
第2部 一八世紀―盲人に対する新たなまなざし(感覚主義と五感の障害;博愛主義と感覚障害者の教育;クアンズ・ヴァンの移転と国庫収益)
第3部 フランス革命と盲人―国家事業(聾唖者と盲人の合同学校(一七九一‐一七九四年)
国立盲人労働者学校
国立盲人労働学校とキャンズ・ヴァンの合併)
第4部 一九世紀初頭のフランス社会の盲人たち―現実とフィクション(一九世紀初頭のフランスの盲人たち;一八〇〇年から一八三〇年代にかけてのフランス社会における盲人のイメージと文学的表象)
第5部 ルイ・ブライユの世紀―生産主義的ユートピアの時代から教養による社会参加の時代へ(執政政府下から第一帝政時代のキャンズ・ヴァン―生産主義的ユートピア思想の出現;王政復古期のキャンズ・ヴァン―絶対王政派にとっての「記憶の場所」;王政復古下の王立訓盲院)
著者等紹介
ヴェイガン,ジナ[ヴェイガン,ジナ] [Weygand,Zina]
フランス唯一の盲人史家。1998年、ソルボンヌ大学歴史学博士。2008年には研究指導資格を得る。2010年まで、フランス国立技芸院の障害者センター勤務
加納由起子[カノウユキコ]
2004年、パリ第8大学博士課程修了(19世紀フランス文学)。2005‐2006年、社会学高等学院ポストドクター研究員(19世紀医学史)。英仏日語間の職業翻訳者であり、現在は成安造形大学のフランス語講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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