感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kiho
9
          
            林芙美子当人はもちろん、同じ時代を生きた文学界の錚々たる作家との関わりが描かれているのが興味深かった☆芙美子の強さ、書くことへの意気込み、そして内に抱えている淋しさや弱さも伺える…放浪記の作者…という浅い認識から一歩入れた感じ。2014/07/08
          
        Gen Kato
3
          
            『放浪記』を生涯の愛読書としている身としては、興味深くはあったのだけれど、ううむ、客観的な評伝として読みたかったかな、と。林芙美子には不思議な魔力がありますね。2024/10/23
          
        アヴォカド
2
          
            筆者は「本書は、もとより研究書ではなく、といって評伝でも小説でもない。」と書いておられるが、まるでその場に筆者がいたかのようにここまで描写しているのに、評伝でも小説でもないと言うのがよくわからない。評伝でも小説でもなければなんなのだ?ここまで組み立て、ここまで書き込んでいて?評伝か小説としか言いようがないと思うのだが。 文献も聞き取りもよく調べあげたな〜というのは感じるけれど、結局読み終わっても筆者の立ち位置はつかめず、昼メロのあらすじのように感じられてしまって残念だ。2012/12/14
          
        あすか
1
          
            登場人物が多くそれらの人物と林芙美子との関係もわかりづらく、また時系列がめちゃめちゃに著述されているため第一章は読みにくかった。しかし後へ行くに従って登場人物が整理されてきて芙美子も周囲の人物たちも動きが把握しやすくなった。かなり膨大な資料をもとに書かれたらしいが、芙美子の「これほど嫌われた作家もいなかった」とまで言われた醜い面への言及が少なく本当にこれが林芙美子のありのままの姿なのかは疑問に思った。2013/07/08
          
        ワイルドストロベリー
0
          
            底辺の生活から女流作家として名をなした林芙美子。生命力、好奇心、力強さ。驚かされた。放浪記読もう。2016/06/16
          
        


 
               
               
              


