内容説明
「権利」概念に対する「義務」、「人格主義」に対する「非人格」を基盤にした思考など、近代的人間観の矛盾を根底的に問うたヴェイユの思想と核心とその現代的意義を鮮やかに示す気鋭の野心作。第5回「河上肇賞」本賞受賞作。
目次
第1章 犠牲観念の誕生(暗き時代の青春―一九三〇年代のヴェイユ;犠牲観念の深化の要因;聖書、キリストとの出会い ほか)
第2章 諸宗教における犠牲(諸宗教研究の中心にある犠牲;新しい知の影響と犠牲;「犠牲」を軸にした包括主義)
第3章 社会における犠牲(最晩年のヴェイユ;集団に対する自己犠牲への批判;犠牲と「善への愛」 ほか)
著者等紹介
鈴木順子[スズキジュンコ]
1965年生。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。学術博士。フランス・ポワティエ大学DEA取得。明治学院大学、放送大学、カリタス女子短期大学講師。論文「シモーヌ・ヴェイユ晩年における犠牲の観念をめぐって」により第5回河上肇賞本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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