内容説明
岸信介、佐藤栄作、田中角栄、三木武夫、福田赳夫から小泉純一郎まで約四十年、戦後政治の激変期の中で、第一線の政治記者として著者が間近に接してきた政治指導者の肉声から迫る、政治家の器量と、政治の真髄。
目次
「雨が降っても官邸」―政治取材の現場
「これでまた野蛮な国と…」―三島事件と保利茂
「辛亥の年だなあ」―佐藤栄作の自信と不安
「書かせろ、書かせろ」―田中角栄と金大中事件
「ボク行くよ」―三木武夫の中東訪問
「カニの死にばさみ」―岸信介の警告
「全面支持だ」―福田赳夫のひとこと
「摩擦があるから走るんだ」―三木武夫とロッキード事件
「総理でなくても仕事はできる」―福田赳夫と四十日抗争
「メジロがあんまり高いところで」―竹下、金丸とリューリーダーの会
「まだまだ…」―暗愚でも仏でもなかった鈴木善幸
「過去と未来を見すえて」―中曽根康弘と「戦後政治の総決算」
「ここからは一瀉千里だ」―竹下登の気配りと執念
「ミコシは軽くてパーがいい」―政治の改革と劣化の軌跡
「改革なくして成長なし」―小泉純一郎と無党派層の時代
著者等紹介
老川祥一[オイカワショウイチ]
読売新聞グループ本社取締役最高顧問。1941年東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。64年読売新聞社(東京本社)に入社し、盛岡支局に配属。70年政治部、76年ワシントン支局。論説委員、政治部長などを経て、取締役編集局長、大阪本社専務取締役編集担当、大阪本社代表取締役社長、東京本社代表取締役社長・編集主幹を歴任。2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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