ルーズベルトの責任 〈上〉 - 日米戦争はなぜ始まったか

個数:

ルーズベルトの責任 〈上〉 - 日米戦争はなぜ始まったか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月01日 05時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 427p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894348356
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0020

出版社内容情報

日米開戦70年記念――幻の名著、遂に完訳!

1941年12月8日、日本は遂に対米開戦に追い込まれる――。
大統領ルーズベルトが、非戦を唱えながら日本を対米開戦に追い込む過程を膨大な資料を元に容赦なく暴き、48年に発刊されるも直ちに「禁書」同前に扱われ、占領下日本でも翻訳されることのなかった政治・外交史の大家の幻の遺著、遂に全訳刊行!

<下>はこちら

【目次】

 日本の読者へ(デートレフ・F・ヴァクツ)

 巻頭言

第I部 外観(アピアランス)
 第1章 1941年に外交を遂行する上での道義上の誓約

 第2章 武器貸与法による連合国への支援がいかに説明されたか

 第3章 外観(アピアランス)としてのパトロール

 第4章 大西洋会談――その外観(アピアランス)

 第5章 大西洋で「攻撃を受けた場合」

 第6章 「いかなる宣戦布告」も要請せず

 第7章 日本との関係の外観(アピアランス)

 第8章 奇襲攻撃――公式の説明


第II部 実態(リアリティ)を明らかにする
 第9章 事実発覚の始まり

 第10章 連邦議会と報道に正当性を問われる公式の説

原注



1941年12月8日(現地時間7日)、日本海軍によるハワイ真珠湾での奇襲攻撃で火蓋が切られた日米戦争――このとき、アメリカ合衆国にとっての大惨事を冷徹な眼差しで見据えていた一人の学者がいた。チャールズ・A・ビーアド博士である。博士は戦争が偶発的に発生したのではなく、その勃発を100年以上にわたり米国が実践してきたアジア極東外交の結末と捉え、それが米国にとり新たな危険な時代の幕開けであると見做したのだった。
第一次世界大戦以降、次々と開示された膨大な外交公文書を綿密に読み解く作業の中で、将来における米国のあるべき姿を建国以来の歴史の文脈と、その理念から明白にしようと試みてきた博士は、真珠湾攻撃を単に歴史の重大事件として記録するのではなく、フランクリン・ルーズベルト大統領が参戦を決定するまでの過程を新しい視点で炙り出した。大統領陰謀説の嚆矢ともなった本書は、ビーアド博士最晩年の力作であり、絶筆でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブラックジャケット

9
チャーチルの回想記を読んで、彼が待望していたのがアメリカとの同盟。本書でもルーズベルトの「武器貸与法」が重要な転機となったと分析。実質の参戦。大西洋では支援物資を運ぶ商船はUボートの標的となった。アメリカ海軍の艦船もドイツ軍に攻撃されるリスクは高まった。アメリカを参戦 させないことで再選された大統領には、攻撃されて被害が及ぶことでしか同盟国とともに戦うことしかない。そこで眼を向けたのが暗礁に乗り上げた日米関係。国務長官が日本に出したハルノートで実質最後通告となった。一気に開戦の危機にさらされた。後巻へ。 2019/01/27

チャー

8
歴史学者の著者が先の大戦前後の米国内での政治を時系列的に研究した書の上巻。戦争という出来事に関わった時の政府と携わった人々の発言や行動、そして国内世論等を、それぞれの発言や記事を引用しながら詳しく分析している。全体のまだ半分であるが、内容は大変重厚であり、一つ一つゆっくりと読んだ。歴史の解釈は難しいが下巻も読みたいと思う。2020/05/09

lico

6
ルーズベルト大統領が反戦の公約をあげながらいかにして、アメリカを戦争に巻き込んでいったかが説明されている。そのための論拠がとなる高官の手記等が1946年という戦後のごく初期にアメリカ自身の手で集められたということは、責任を明確にするためのアメリカの自己批判の力の強さには驚かされます。また、それらの資料を使い何故アメリカは第二次世界大戦に参戦することになったのかを著者は鮮やかに導きだしています。この本はナチスや日本を擁護する本ではなく、権力の集中に対するアメリカ自身への警鐘の本であると思いました。2013/10/13

kozawa

3
面倒なので感想はこの上巻に下巻分もまとめて。本書の存在は「ハルノートのせいで日本は開戦せざるを得なかった論」や「ルーズベルトは真珠湾はわざと/知ってた論」ではよくひかれる元データなのに本書自体はずっと和訳されずじまいであった。本書を補強する証拠もまぁその後出てきてるものももちろんあるのだが、本書はそもそも「真珠湾を許した責任はないのか」の検証の立場や政敵の絡んだリークも明らかに入っているもので、その結果として、推定として「ルーズベルトの故意すらありうるのでは」という話であることは見逃してはならないのではな2012/04/11

Hiroshi Higashino

2
文量が多いので、ざっと読むつもりで借りてきた.武器貸与やそれに伴う護送について、議論の状況などが書かれている.後半、真珠湾について書かれているけど、前半ほど状況が見えてこなかった.目次を見た感じでは下巻に続いて詳しく書かれているようだが・・・2024/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4532381
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品