出版社内容情報
トッドは、ソ連崩壊、米国衰退だけでなく、アラブ革命も予言していた!
人口動態(デモグラフィー)によって初めて理解できるアラブ革命。
「イスラームと民主化・近代化は両立不可能」という通念は、「イスラーム恐怖症」に取り憑かれた西洋の病いにすぎない!識字率の上昇、出生率・内婚率の低下から見えてくる、イスラーム圏で着実に進む近代化・民主化の深層。
内容説明
9・11以降、喧伝されてきた「イスラームvs西洋近代」という虚像を覆す!ソ連崩壊、米国衰退を予言したトッドは、「イスラームと近代は相容れない」という欧米の通念に抗し、識字率・出生率・内婚率など人口動態(デモグラフィー)からアラブ革命の根底にあったイスラーム圏で着実に進む近代化・民主化の動きを捉えていた。
目次
アラブ革命は予見可能だったか?
識字率・出生率と民主化
誤解されているイラン革命と現体制
イスラーム圏の内婚制と近代化
トッドの手法―歴史家か、人口統計学者か、予言者か?
アラブ圏の民主化とフランス
宗教は関与していない
老化という西欧の危機
中国とロシアの民主化
ドイツ―昨日はナチス、今日はエゴイスト
「民主化」「進歩」とは何か?―人類学的要員と外的要因
人口動態から見たアラブ革命
著者等紹介
トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル][Todd,Emmanuel]
1951年生。歴史人口学者・家族人類学者。ケンブリッジ大学卒。フランス国立人口統計学研究所(INED)に所属。作家のポール・ニザンを祖父に持つ
石崎晴己[イシザキハルミ]
1940年生まれ。1969年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。専攻フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
mazda
うえ
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ANUNYAPHUM
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