アラブ革命はなぜ起きたか―デモグラフィーとデモクラシー

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894348202
  • NDC分類 302.28
  • Cコード C0030

出版社内容情報

トッドは、ソ連崩壊、米国衰退だけでなく、アラブ革命も予言していた!

人口動態(デモグラフィー)によって初めて理解できるアラブ革命。
「イスラームと民主化・近代化は両立不可能」という通念は、「イスラーム恐怖症」に取り憑かれた西洋の病いにすぎない!識字率の上昇、出生率・内婚率の低下から見えてくる、イスラーム圏で着実に進む近代化・民主化の深層。

内容説明

9・11以降、喧伝されてきた「イスラームvs西洋近代」という虚像を覆す!ソ連崩壊、米国衰退を予言したトッドは、「イスラームと近代は相容れない」という欧米の通念に抗し、識字率・出生率・内婚率など人口動態(デモグラフィー)からアラブ革命の根底にあったイスラーム圏で着実に進む近代化・民主化の動きを捉えていた。

目次

アラブ革命は予見可能だったか?
識字率・出生率と民主化
誤解されているイラン革命と現体制
イスラーム圏の内婚制と近代化
トッドの手法―歴史家か、人口統計学者か、予言者か?
アラブ圏の民主化とフランス
宗教は関与していない
老化という西欧の危機
中国とロシアの民主化
ドイツ―昨日はナチス、今日はエゴイスト
「民主化」「進歩」とは何か?―人類学的要員と外的要因
人口動態から見たアラブ革命

著者等紹介

トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル][Todd,Emmanuel]
1951年生。歴史人口学者・家族人類学者。ケンブリッジ大学卒。フランス国立人口統計学研究所(INED)に所属。作家のポール・ニザンを祖父に持つ

石崎晴己[イシザキハルミ]
1940年生まれ。1969年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。専攻フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
独自の視点はゴリ押しの部分も含め良かったです。特に内婚率は考えたことのない話ですので、興味深く読みました。質問者がかなり挑発的なのも面白かったです。2025/01/30

mazda

20
識字率と革命の発生を関連付けていたのは、とても斬新な気がしました。2016/01/17

うえ

10
「私が四〇年間の研究生活の中で作り上げたモデルには、軸が二つあります。第一の軸は歴史的なもので、識字率は政治的大変動を引き起こし、出生率の低下の方は、リバウンドを引き起こし、それは混迷と、もしかしたら暴力を産み出す可能性がある…それからもう一つの軸がありますが、私はそれを地理的かつ人類学的と呼びたいと思います。この軸は、近代化への歩みが始まるとき、諸国はその出発点において同一であるわけではないという事実を、考慮する…イデオロギーの内容は…家族の中にもともと含まれていた諸価値によって、異なる」2020/03/25

Shin

9
アラブ革命についてのトッド大先生の対談本ということで即買い。ヨーロッパ人は、アラブ革命の裏にイスラーム原理主義の影を見ようとするけど、民主化革命(民衆革命というべきか)は、人口動態(出生率)と識字率という統計の中にビルトインされた普遍的事象であるという指摘。いつもながら切り口が鋭過ぎてその意味するところを味わうのに時間を要するのだけれど、アナール派的視点からの予見性を云々するよりも、トッド流のモデルで事象を分析した時に見えてくる事の本質をしっかり把握して、世の中の動きを冷静に観察できるようにしたい。2012/03/27

ANUNYAPHUM

5
インタビュー形式なので、最初は独特なフランス人特有の言い回しに慣れずにわかりづらかった。 トッドの著書が始めてだったので、巻末の<トッド人類学入門>から読めばもっとわかり易かったと思う。 家族形態と出生率及び識字率から導き出す、各国の特徴は大変興味深く勉強になった。特に日本・ドイツ・スウェーデンの共通項には頷けた。2014/06/01

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