リチャード・ローティ1931‐2007―リベラル・アイロニストの思想

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リチャード・ローティ1931‐2007―リベラル・アイロニストの思想

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894347038
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C0010

内容説明

「哲学」と「政治」を峻別せよ!20世紀アメリカを代表する思想家の全貌。国家を否定し資本主義の暴走を許す、「文化左翼」を徹底批判!ポストモダン的相対主義の先にある、「物語」と「希望」の思想。

目次

アメリカ思想とローティ
第1部 ローティの哲学(ローティの生涯と思想形成;認識論的転回と言語論的転回;解釈学的転回)
第2部 ローティによる自由主義の再構築(偶然性の自由主義;「残酷さと苦痛の減少」と「公と私の区別」)
第3部 ローティのプラグマティズム(プラグマティズムとネオ・プラグマティズム;プラグマティズムと脱構築)
第4部 現実への参加(ローティの左翼論とその源流;ローティによる道徳思想の再生)
第5部 ローティの現代的意義(「真理」の物語論的転回)

著者等紹介

大賀祐樹[オオガユウキ]
1980年生。現在早稲田大学社会科学研究科博士課程在学中。専攻はアメリカの哲学と政治思想、社会思想。経済社会学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

10
ローティの全体像を平易に語ることを通じて、現代アメリカ哲学にも広く入門できる一冊。真理の探求としての哲学を放棄し、全てを相対化した上で、今ある近代の自文化の肯定と拡大の物語を広げていく、と哲学者としては一見奇異なことを言っているように見えるが、現代の分析哲学や政治哲学の延長にある思想としてローティが位置付けられているからそれぞれの主張の背景が飲み込みやすい。世界の偶然性と現代思想の相対化による真理と必然の「否定」の次に来る、肯定と希望の思想としてのローティ思想の魅力が伝わる2014/08/14

Bevel

5
最初に読むべきローティの本はこれかなあと思った。キャリアを俯瞰して思考の一貫性を描くスタイル。ローティがベイアーを参照してヒューム主義を取っているところ、シュクラーの残酷の話の背景、バザールとクラブ、物語の話など。本人の言葉を引いて議論するところもよかった。2024/04/11

ひつまぶし

3
めちゃくちゃいい本だった。本当はデューイに関してこういう本を探したのだが見つからず、ローティでもいいのかもと思って見つけた一冊。要はプラグマティストが哲学者として社会活動を行うとして、それはどのような関わりになるのかを地続きで見たかった。幼少期の伝記的な解説からはじまり、ローティの哲学的な位置付け、政治的立場をうまく説明してくれている。自分が物語論や進化論にこだわって考えてきたのも的外れではなかったのだなと思えた。プラグマティズムに対する批判についても著者なりに一定の回答を用意してくれているのも親切。2024/05/11

hakootoko

3
面白いものと、うまくいくものとを分ける。2018/12/07

スズキパル

2
「真理」や「普遍的価値」の存在を疑い、否定するポストモダンの思想家の中で、「自文化中心主義」を掲げ、既存の自由主義や民主主義を道具としてプラグマティックに肯定するローティの立ち位置はとても面白い。普遍的な真理や世界観が存在しなくても、哲学的な基礎づけのない民主主義は肯定しうる。公的な「バザール」で世界観を押し付けない限り、私的な「クラブ」で自由に論じられる哲学は、有用な「物語」のひとつとしての意味を失わない、等々、どこか斜に構えた彼の主張には惹かれるものがあった。2014/10/24

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