感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさと
1
九州島原の領主、キリシタン大名有馬晴信が、江戸で幕府により処刑される。後継の領主に指名された次男義友は幕府に恭順を示し、キリスト教禁教を進める。しかし、熱烈なキリシタンである兄ドン=ジョアオは、幕府との一戦も辞さぬ構えで拠点原城に大量の武器を整え始める。その後ろにいるのは、彼の信仰心を利用して幕府への対抗を計画するイエズス会宣教師フェレイラ。そんな折、ジョアオの捕虜とされたマーティンの姿を見たジョアオの妹、美伽は、彼を慕う想いを胸にその救出に乗り出す。島原の乱の舞台で繰り広げられる姫の冒険はどんな結果に。2020/05/24
kuppy
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長崎が実質的に教会の支配にあったことに驚いた。2011/01/18
meisyuu
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史実に基づいたフィクション。なぜ、徳川幕府が禁教令を出したのか、あまり考えたことがなかったが、この本をきっかけに、少し調べたくなった。白人中心の歴史観に、いつのまにか染まってしまっているんだなと。2009/04/05