目次
時の秩序・「歴史」の体制
第1部 時の秩序1(歴史の諸島;オデュッセウスとアウグスティヌス―涙から瞑想へ;シャトーブリアン―「歴史」の旧体制と新体制のあいだで)
第2部 時の秩序2(記憶・歴史・現在;遺産と現在)
二重の負債、あるいは現在の現在主義
著者等紹介
アルトーグ,フランソワ[アルトーグ,フランソワ][Hartog,Francois]
1946年生。国立高等師範学校出身、ジャン=ピエール・ヴェルナンのもとに学び、ストラスブール大学歴史学科を経て、現在、国立社会科学高等研究院で教鞭をとる(ルイ・ジェルネ・センター「古代社会比較研究センター」、歴史研究センター所属)。主にギリシア古典を研究対象とする古代史家として、プルタルコス『英雄伝』、ポリュビオス『歴史』等の校訂出版(ガリマール社)にかかわるほか、『オデュッセウスの記憶―古代ギリシアにおける境界に関する物語M´emoire d’Ulysse:r´ecits sur la fronti`ere en Gr`ece ancienne』(1996年)によって、ヴェルナン、ヴィダル=ナケに続く世代の代表的古典学者としての評価を確立。一方で、一貫して、歴史学および歴史記述の「歴史」に関する数々の省察を行う
伊藤綾[イトウアヤ]
1975年生まれ、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、現在、日本学術振興会特別研究員PD(専門は近代フランス文学・思想)。フランス政府給費留学生としてストラスブール大学大学院哲学科、国立社会科学高等研究院歴史文化学科に学ぶ(哲学および歴史文化学DEA課程修了)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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