内容説明
科学技術の「進歩」がもたらした矛盾。人間のコントロールを超えて、生物の生存をおびやかす、有害人工化合物、原子力の、目に見えない悪影響の実態とは。
目次
第1章 さまざまな有害人工化合物(変異原性と発がん性;氾濫する人工化合物;ダイオキシンの非意図的発生;合成洗剤の罪悪)
第2章 生命と共存できない原子力(恐るべき原子力災害;放射線は微量でも危ない;人工放射性核種の生体濃縮;再処理と高レベル放射性廃棄物;マレーシアのトリウム廃棄物;無数のヒバクシャ)
著者等紹介
市川定夫[イチカワサダオ]
1935年生まれ。63年、京都大学大学院博士課程修了(遺伝学専攻)。65年、農学博士、同年、ブルックヘブン国立研究所研究員。67年、京都大学農学部助手、78年、埼玉大学理学部助教授を経て、79年より同教授。2001年、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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