内容説明
「食」と「生命」への根源的脅威。農業・畜産業・漁業・林業など、生命の根本にかかわる領域は、いま、いかなる危険にさらされているのか?地球規模から遺伝子レベルまで、その問題に総合的に迫る。
目次
第1章 地球規模での環境破壊(進む地球の温暖化;熱帯雨林の大規模破壊;オゾン層の破壊;酸性雨と森林・湖沼の破壊)
第2章 近代農業をめぐる諸問題(近代育種と品種の画一化;化学肥料と農薬への依存;砂漠化が進む穀倉地帯;国際商品化された農産物)
第3章 畜産・漁業・林業の諸問題(汚染畜産物と家畜による砂漠化;漁業資源の枯渇と環境破壊;養殖漁業による汚染;単一樹林による災害)
第4章 バイオテクノロジーの問題点(遺伝子組換え技術;遺伝子組換えの問題点;細胞融合と体細胞雑種の難点;胚操作と臓器移植の問題点)
著者等紹介
市川定夫[イチカワサダオ]
1935年生まれ。63年、京都大学大学院博士課程修了(遺伝学専攻)。65年、農学博士、同年、ブルックヘブン国立研究所研究員。67年、京都大学農学部助手、78年、埼玉大学理学部助教授を経て、79年より同教授。2001年、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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