出版社内容情報
人々の心の動き、その間の息づかいを描く随筆家、岡部伊都子。これまでの全作品の中から今も人々の心に遺る珠玉のことばを精選。
内容説明
人びとの心のかすかな揺れ、そのあわいの吐息を文章に写しとりつづけてきた随筆家、岡部伊都子は、その人生を、いかに生きぬいてきたか。130余冊の著書から、一つ一つのことばに結晶するその思いのすべてを、とりわけ心に響く珠玉の言葉を精選。「あなたは、どう読み、どう生きるか」―胸に迫る一冊。
目次
春―一九五一‐七三年
夏―一九七三‐八三年
秋―一九八三‐九三年
冬―一九九三‐二〇〇六年
著者等紹介
岡部伊都子[オカベイツコ]
1923年大阪に生まれる。随筆家。相愛高等女学校を病気のため中途退学。1954年より執筆活動に入り、1956年に『おむすびの味』(創元社)を刊行。美術、伝統、自然、歴史などにこまやかな視線を注ぐと同時に、戦争、沖縄、差別、環境問題などに鋭く言及する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nawo
2
再読。随筆家、岡部さんの名言集。若い頃に岡部さんの本と出会って、幾度も励まされてきました。数年ぶりに読んだけど、やはり彼女の言葉は心に触れます。優しいのに、とても強い。これからも、繰り返し読むだろうなと思う本です。2015/07/03
小野 絹
2
傷ついたとき、言葉に救われたり、言葉を信じられたり、頼りにしたりすることがよくあります。「つらい時間を辛抱することが、次の自分を育てるのだ。」心にしみました。2012/08/27
あきこ
0
ささやかな日常の気づきの大切さを感じました。胸にしみます。2010/01/16