中世の身体

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中世の身体

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894345218
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

内容説明

西洋文明の根幹は「身体」にある。ミシュレ、モース、エリアス、アドルノ、フーコー、ブロックなど、従来の身体史の成果と限界を鮮やかに呈示し、「他のいかなる時代よりも現在の原型である」中世の重要性を説く。「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る。大好評『中世とは何か』に続く、待望の第2弾。

目次

序 身体史の先駆者たち
1 四旬節と謝肉祭の闘い―西洋のダイナミズム
2 生と死
3 身体の文明化
4 メタファーとしての身体
結び ゆるやかな歴史

著者等紹介

ル=ゴフ,ジャック[ルゴフ,ジャック][Le Goff,Jacques]
中世史家、『アナール』編集委員。1924年、南仏のトゥーロン生まれ。青年時代を第二次大戦の戦火の中で過ごしたのち、高等師範学校に進学。在学中、プラハのカレル大学に留学。1950年、高等教育教授資格試験に合格。このときブローデルやモーリス・ロンバールが審査委員を務め、これがアナール派の歴史家たちに出会う最初の機会となる。以後、ソルボンヌのシャルル=エドモン・ペランの指導下で博士論文を準備するかたわら、アミアンのリセ、国立科学研究所、リール大学文学部にポストを得、またこの間、オックスフォード大学リンカーン・カレッジ、ローマ・フランス学院へ留学。1959年、アナール派が中心となって組織される高等研究院第六部門に入り、以後、フェーヴル、プロック、ブローデルらのあとを受け、アナール派第三世代のリーダーとして活躍。1969年、ブローデルのあとを受けて、エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ、マルク・フェローとともに『アナール』誌の編集責任者となる。1972年、ブローデルの後任として第六部門部長となる。1975年、高等研究院第六部門の社会科学高等研究院としての独立に尽力

池田健二[イケダケンジ]
1953年広島県生まれ。上智大学外国語学部講師。フランス中世史・中世美術史専攻

菅沼潤[スガヌマジュン]
1965年東京都生まれ。フランス近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

左手爆弾

3
中世といえば身体を軽視し、禁欲的なキリスト教道徳に縛り付けていた時代...というとそうでもないらしい。「身体史」の分野は20世紀になってからようやく本格的に取り組まれ、モースやデュルケムなどとともに発展してきた。本書はこうした偏見を取り除くことから始まっている。なるほど教会は身体を抑圧していた。労働や性交は苦しみや恥ずべきこととされ、正しいやり方を教会が押しつけていた。一方で、中世の民衆が肉体的な悦びを謳歌していた面があったことも事実である。後半では身体の寓意と政治・共同体の問題が語られる。2015/09/19

児玉

1
専攻が中世ヨーロッパ史であるため、歴史を形作る人々の"身体"というソk面から中世史を見つめるために本書を講読した。 読んでみると、非常に読みやすく、興味をそそられるテーマが多数散りばめられており、身体史の奥深さを知ることか出来た。 教会の身体への介入からは、近代との共通項も模索さあせてくれる。 近代国家が、国民の身体に政治権力を体育という形で介入させたように、中世ヨーロッパでも教会が農民の身体にキリスト教を以て介入したのである。 2015/02/17

すがし

1
こういう、学術的な書物というのは、なぜだか揃って最初が一番難解で読みにくい。読ませる気あんのか? ……いや、学者さんなんだから、なくてもいーんだろうけど……。とにかく我慢して読み進めていけば、中世ヨーロッパにおける身体感覚、風俗について、確実に目から鱗の発見を体験できる書物。これでもう少し、読者に親切な構成になっていれば、売り上げも違うような気がするんだけど……。2011/03/14

更新停止中

0
本文はいいけど序文の翻訳(原文?)が推敲してんのか、というひどさ。というのをさておけば非常に読みやすかった反面、もうちょっとここをつっこんで読みたいなあと思う部分も。これは「入り口」と考えるべきか。「頭」の優位性ってキリスト教史においては物理的に「高い位置にある」事から始まってるんだろうか。脳と心臓の対比のはじまりみたいなものがちょっと気になる。2011/09/19

刻猫

0
四旬節と謝肉祭。原罪の解釈。魂の忌まわしき衣。キリストの受肉。身体の技能が、ただ自然にあるわけではなく。統制を求める秩序、反乱する身体、感覚すること、楽園の表象、死への距離感。個人的には、身体がどのように生きられたかという文化史的な関心が強いが、神学的な言説の流れもまた味わい深いものがあると思わせられた。2021/04/08

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