内容説明
総理にも動じなかった日本一の豪傑知事。「横井小楠の唯一の弟子」(勝海舟)として、鉄道・治水・産業育成など、近代国家としての国内基盤の整備に尽力、後藤新平の才能を見出した安場保和。気鋭の近代史研究者たちが各地の資料から、明治国家を足元から支えた知られざる傑物の全体像に初めて迫る画期作。
目次
第1章 熊本・維新時代
第2章 明治政府成立時代
第3章 福島県令時代
第4章 愛知県令時代
第5章 日本鉄道会社の創設へ
第6章 元老院議官・参事院議官時代
第7章 福岡県令・県知事時代
第8章 貴族院議員時代
第9章 北海道庁長官時代
第10章 安場咬菜管見
著者等紹介
安場保吉[ヤスバヤスキチ]
1930年生。2005年没。経済史。東京大学教養学部卒。ジョンズ・ホプキンズ大学Ph.D.大阪大学講師、助教授を経て、京都大学東南アジア研究センター教授、大阪大学教授、大阪学院教授を歴任。主要著書『経済成長論』(筑摩書房刊、1980年、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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