内容説明
幕末から昭和を生きた、稀代の政治家とジャーナリズムの巨頭とが交わした七十余通の往復書簡。時には相手を批判し、時には弱みを見せ合う二巨人の親交を初めて明かし、二人を軸に広がる豊かな人脈から近代日本の語られざる一面に光を当てる。
目次
1 往復書簡 後藤新平‐徳富蘇峰 1895‐1929(後藤新平の徳富蘇峰宛書簡;徳富蘇峰の後藤新平宛書簡)
2 後藤新平と徳富蘇峰(出会いから台湾赴任まで(1895‐1898)
台湾総督府民政長官時代(1898‐1906)
満鉄総裁時代(1906‐1908)
棲霞先生と蘇峰仁兄(1910‐1920)
東京市長時代(1920‐1923)
晩年の交流(1924‐1929)
今、後藤新平を想う)
著者等紹介
高野静子[コウノシズコ]
1939年東京生まれ。日本女子大学史学科(東洋史)卒業。1979年玉川大学芸術科にて学芸員の資格を取得。現在、徳富蘇峰記念館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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