感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原玉幸子
25
編者によるインタビューなので、イリイチの本とは言いにくいですが、思想理念は正しく同氏のもので、読み易さを優先した思想書とでも言っていいかと。私は「次世代に少しでも良い社会を残そうとするなら教育」、「言語が思想の素」、「時代によって言葉が違い、思想信条や感性も違うことを表している」等と思いを巡らせるのですが、その一つ一つがイリイチの言葉で覆されたり確信させられたりするので、(難しい言い回しや思想背景があり「全部理解した」とは到底言えないのですが)本書は、私にとっての人生の一冊なのです。(◎2024年・夏)2024/07/02
健康平和研究所
1
イリイチの参考にした人や本などが語られていて、より身近に感じた。楽しんで生きることの大切さを学ぶ。12才で故郷を追われ子どもを作らないと決めたという。何となく分かる気がする2024/11/25
Masa
0
イリイチの思想に満遍なく触れられる 改めて読み直そう。2019/04/05
原玉幸子
0
表題から想起される実存主義的な哲学の類でなく、副題を実践する著述家イバン・イリイチの主義主張を編者が巧みに引き出した対話集です。その深みのある思考や理念に即した行動は、私の「教育は国家である」や「人間は自身の延長線上の人間にしかなれない」等の考えや、募金・慈善活動に対する思いを否定する、それも決して単純な懐古主義でも反政府主義でもないもので、素直に感銘を受けました。悩める現代社会で生きるに際し、立ち止まって考えてみようとする人には示唆に富むいい本です。ガイア理論は要勉強。(◎2016年・冬)2020/01/30
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