内容説明
現実世界を捉える最高の書、初の『地中海』案内。附・世界初のブローデル夫人へのインタヴュー/『地中海』関連年表/『地中海』関連書誌(『地中海』の各国語翻訳、ブローデルの著作、『地中海』関係研究書、ラジオ・テレビ番組)。
目次
第1章 歴史家ブローデル―小伝(環境と歴史家;『地中海』執筆までの三つの転機;『地中海』の創見 ほか)
第2章 『地中海』のアウトライン―現代を照らし出す十六世紀の地中海世界(「環境の役割」について;「集団の運命と全体の動き」について;「出来事、政治、人間」について)
第3章 『地中海』を読むためのキーワード(ヒューマニズム、帝国主義、父と子;大きな歴史、小さな戦争;経済=世界か世界経済か ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クサバナリスト
12
正月番のNHK 『100分de名著』のにて『地中海』が取り上げられていたので読んでみた。原作は、とても長いので本作で予備知識を注入。ブローデルという有名な歴史学者がいたことは全く知らなかった。地政学なのかと思ったが、ブローデル本人が地政学とは違うと語っている。『地中海』そのものは大作なので後日読みたいと思う。2016/02/14
kubottar
10
難しいとの評判のブローデル『地中海』その入門書をまず読んでみました。結果からいうと「読んでみる」ことに極めた。正直この入門書ですら難しかったが、投げ出す難しさではなく近づいていって知りたい難しさだった。2012/08/09
夢仙人
4
地中海を読むかどうか判断するために読む。大分な書物であるがチャレンジすることにする。2010/11/26
ジジ
2
捕虜生活で書き上げるなんて…