内容説明
著者は、「教育」は歴史的な概念であるとする。すなわち、著者によれば、「教育」は人づくりの分野での、市民社会化された、あるいはされつつある生活空間に固有のプロジェクトである。本巻では、まず「教育」の概念と、計画、過程、集団管理からなるその三側面が示されたうえ、過程論の側面からその実践の論理が分析される。
目次
序論 「教育」的なものの概念―人間形成の種々の技の、あるあり方としての
原論1 目標と評価を結ぶ(結び目の課題;目標論 ほか)
原論2 教材と施設の世界(教育的メディア論の課題;教材・教具論 ほか)
原論3 指導過程と学習形態(演出の技の理論的課題;指導過程論 ほか)
補論 ひとつの教員養成論