内容説明
アナール派が達成した新しい女性史。
目次
女たちも国民に(第一次世界大戦―性による分割の勝利;近代的女性―1920年代のアメリカン・スタイル;両次大戦のあいだ―フランスとイギリスにおける女性の役割 ほか)
女たち、創造、そして表象(差異と抗争―哲学における女性の問題;文化の生産における女性の位置―フランスの例)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nranjen
6
ソヴィエトはもうすでに解体してしまっているので、そこのところだけ若干古いが、非常に有益な本。まず、第一次大戦、アメリカタイプの流入、戦間期についての大まかな流れがあった後で、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、ソヴィエトのフェミニズム運動と女性に対する政策、運動の変遷が述べられている。哲学における女性の扱いの問題も面白い。1990年はじめに行われていた記念碑的歴史論集。2020/01/15
nranjen
3
ともかく、何度も借りて、何度も読んでいる。2021/06/29
nranjen
1
大学図書館本。フランソワーズ・テボーとアンヌ=マリー・ソーンの論文を読む。戦間期はいろいろ微妙なのだが、フランスでは女性に参政権は与えられなかったとしても、その水面下で変化があったことをとらえていくことが大事。2021/02/07