ウサギの丘

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784894322783
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

丘にある、むかし人間が住んでいた『大きな家』のまわりには、いろいろな動物たちが住んでいます。ウサギのジョージーぼうや、おとうさん、おかあさん、モグラ、ウッドチャックのポーキーなど…。丘の動物たちにとって、いまとても気になること。それはしばらく空き家だったこの『大きな家』に、またあたらしい人がひっこしてくること。さて、こんどくるのは、いったいどんな人間たちなのでしょう?動物たちは心配でたまりません。

著者等紹介

ローソン,ロバート[ローソン,ロバート][Lawson,Robert]
1892年ニューヨーク生まれ。ニューヨーク美術工芸学校で学び、広告・新聞・雑誌・グリーティングカード用などさまざまなイラストを描くうち、’30年代から本の挿絵が主な仕事になる。マンロー・リーフ作『はなのすきなうし』(岩波書店)の挿絵で頭角をあらわし、’30年代後半に執筆もするように。1940年に出版した、先祖についての伝記絵本「They Were Strong and good(みんな、つよくりっぱだった)」でカルデコット賞を、また1944年に出版した、この『ウサギの丘』でニューベリー賞を受賞。1936年から死ぬまで、コネティカット州のウェストポートに建てた「ウサギの丘」館に住んでいた。1957年没

田中薫子[タナカカオルコ]
1965年生まれ。子供のころ、ニューヨークとオーストラリアのシドニーで計5年半暮らす。慶応義塾大学理工学部物理学科卒。ソニー(株)に入社、光磁気ディスク開発や、英語教材の企画などを担当。退社後、子供のころから大好きだった絵本・児童書の仕事に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

timeturner

4
人と動物が調和して生きる世界を描く、やさしくリアルなファンタジー。「本をよむと、頭がくさる」のくだりには大笑いした。『はなのすきなうし』とはちょっとタッチが違うけど、この本では文と絵の両方を手掛けているだけに、話の内容にぴったり合った挿絵が楽しめる。2014/03/01

めい

2
図書館本。動物たちと人の共存が叶えられている世界でほっこりするが、その中でもやはり動物たち同士で言い争いがあったり、事件があったり……動物たちには動物たちの社会があるのだと思い出させてくれる。2022/01/15

せしる

2
素晴らしい文章、素晴らしい絵。動物たちと人間の共存生活が読んでいて嬉しくなるほど理想的。あとがきを読むと作者のローソンはここまで動物を思いやる共存生活は出来なかったとあるが、だからこそファンタジーとして描けたのではないかとあった。なるほど。確かにファンタジーだが出てくる動物たちの特性はリアルで特にウサギ好きとしてはウサギの性格が思慮深く描かれていると嬉しくなる。ジョージー大好き!2020/12/06

のん@絵本童話専門

1
松永冨美子さん訳(学習研究社)のものが見つからなかったので、新訳のこちらで読みました。丘の「大きな家」にどうやら新しい住人がやってくるらしい。次の住人は良い人だろうか?美味しい食べ物にありつけるだろうか?周辺のあらゆる動物たちが大騒ぎ!てっきり悪い人がやってきて動物達との攻防を繰り広げるのかと思いきや、すごく、すごく穏やかで素敵な人たちだった!動物達の視点からのみ描かれたお話、とても騒々しい人間模様が見られます。私が好きだったのは新しい住人と動物との温かい交流部分です。中・高学年~2022/09/01

ふみ

0
※私が読んだのは、昭和43年12月1日6版(昭和41年11月10日初版)学研版✴︎新しい世界の童話シリーズ2015/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/764577
  • ご注意事項

最近チェックした商品