大阪城ふしぎ発見ウォーク―こんちは出前授業です!

大阪城ふしぎ発見ウォーク―こんちは出前授業です!

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894283282
  • NDC分類 521.82
  • Cコード C0021

内容説明

石垣の人面石・抜け穴・ナゾの石組み・隠し曲輪…37のふしぎスポットを、マップガイドとおもしろ歴史ばなしで歩いて回れる「だれも知らない大阪城」の本。大阪城内を4つのゾーンにわけて、オールカラーでおすすめポイントやコースを紹介。

目次

Aゾーン 大手門・西の丸(城の表玄関・大手口;大坂城代が住人、西の丸)
Bゾーン 二の丸・玉造口(二の丸;玉造口方面へ)
Cゾーン 本丸・天守閣(本丸;いざ、天守閣へ)
Dゾーン 山里丸・青屋口(鬼門と山里丸)
まんが・大坂城の怪談(さいわい徹)

著者等紹介

北川央[キタガワヒロシ]
1961年大阪府に生まれる。神戸大学大学院文学研究科修了後、大阪城天守閣学芸員となり、現在、大阪城天守閣主任学芸員。専攻は織豊期政治史・近世庶民信仰史専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

85
大変に興味深く読みごたえのある本だった。大阪城の周辺も中も走るのだが、その時に目にする門や巨石、様々な石碑が、詳しく説明されている。作者は大阪城の学芸員で、必要な事についての解説がこれ以上ないくらいに親切でわかりやすい。大阪城を訪れるならこれよりいいガイドはないのではないかと、私見に過ぎないがそう思う。しばらくこの本を片手に走りながら回ってみよう。誰に何か聞かれても大概の事は答えられるようになりそうだ。新しい石碑と言うものは、近代の思い込みが多く、あまり信用してはいけないようだ。2015/04/01

うしうし

2
今週末、大阪行きの予定があるため、これまで何度か訪れたことのある大阪城の再訪を計画。下調べのために本書を通読した。市民図書館本であるが、面白くて分かりやすいため一気読み。大坂城のことは知ってるつもりでいたが、天守閣前の金明水井戸屋形が寛永3年(1626)の古い建造物であったことや旧市立博物館として使用されていた庁舎が天守閣と同じ時期(昭和6年=1931)に建てられたことなどは初めての知った。本当に、これまでは城の一部しか見ていなかったことを実感。良書。2017/09/10

わ!

1
現在の大阪城天守閣館長さんである。 この本は氏がまだ学芸員だった時の一冊、そういえば学芸員の北川さんの講義を一度だけ拝聴したことがある。 確か、その時も、大阪城の幽霊の話をしてくださったような気がする。 さて、本について… 大阪城のガイドブックとしては、素晴らしい一冊である。おそらくこれは氏の経験からきているのではないかと思われるが、話の展開が飽きさせず、しかし要点は押さえた内容で次々と進んでゆく。 この本を読むと、本当に大阪城へ行ってみたくなる。 ただ天守閣へ向かう前に、相当は寄り道をしてしまいそうだ。2022/03/14

1
現在見ることができる大阪城の天守が、戦前の建築とは知っていた。が、その後の第二次世界大戦の空襲で焼けなかったのか?と漠然と疑問を感じていた。本書に、天守に焼夷弾が落ちたものの、うまくそれて天守が焼け残ったが石垣に損傷が出たことが書かれていて、掲載されている終戦後の写真が単なるコンクリートによる再建と思っていた現在の大阪城を見直す気持ちになった。そしてすべてが再建だと思っていたが、江戸時代から残る建築物もあると知り、訪ねてみたくなった。紀州屋敷が戦後の米軍接収時に火災で焼け落ちたというくだりが実にくやしい。2012/01/27

y0daka

1
大阪城へ観光に行く前に予習として読みました。 日本の歴史はまるで分からない私でしたが… 著者が大阪城の学芸員と言う事もあり、内容が非常に分かりやすく、初心者を決して置いていかない文体と構成にとても助かりました。 小出しに登場する伝承や、時代背景も学芸員ならではの視点から丁寧に書かれており、面白さと魅力さ、熱心さが伝わってきます。 大阪城めぐりの入門書としては最適な一冊だと感じました。2011/02/27

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