内容説明
小学校に入ったらこまらないように。今日のわが国の社会状況にあっては、読み・書き・算にかかわる、この先取りの論理が、就学前の子どもたちに、陰に陽に早期教育の名のもとにおそいかかっている。本書は、発達心理学の知見を全面的に生かし、“接続期”をキーワードにすえて、文字通り就学後の学習活動に溶けこむ力をはぐくむために、就学前にあって育てておきたい力を追求し、“生活”という視点をすえて子どもなりに明日をみすえる力(自律心)のありようをも追求している。
目次
第1章 就学前に育てておきたい力(学力の基礎をつくる;生活面での力をつける)
第2章 接続期の子どもたちに大切にしたいこと(生活基盤を整える;「基本的安全感」の確立を大切に)