内容説明
次の時代を担う子どもたちがさまざまな形で心からのさけびを発しています。このさけびにしっかりと応えたいと「子どもから、地域から、草の根から」を合言葉に「日本の教育改革をともに考える会」が発足しました。この間三回の総会と二回の地域シンポジウム(東京・高知)、そして教育改革に関する提言づくりを課題とする十一の分野別委員会が発足し、その作業が始まっています。本書は東京で開かれた第1回シンポジウムの内容をもとにまとめたものです。
目次
高校生座談会 言わせて!聞いて!「教育改革」(どう考える 神戸の児童殺傷事件;増える不登校や中途退学―なぜ学校は楽しくないの ほか)
学ぶよろこびと希望をはぐくむ教育を(いのちのさけびにこたえる教育改革を―神戸・小学生殺傷事件にふれて;かけがえのない中学生を抱きとめたい ほか)
「教育改革」のねらいとわたしたちの提言(『中教審答申』と学校・教育改革―競争の緩和と人間的自立のための学校制度の構想を;「教育改革」とはなにか)