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内容説明
“最終戦争”で鍛え抜かれた四人の兵隊くずれがたどり着いたのは、噂に名高い塔の街シャーン、冒険者が流れ集まり、エベロン世界の絶美から極悪までがそろった都だ。戦乱の日々に生まれ育った四人は、戦う以外にすべを知らない。だが、不確かながらも訪れたこの平和のなかで、どうにかして生きていかねばならないのだ。そんな折、関係者が次々に遺体で発見される。四人の冒険者は、たちまち陰謀に巻き込まれ、最高クラスの有力者から、不潔この上ない地下の暗黒までを巡ることになる。冒険と影に彩られた驚異の街、シャーンで。本書は、テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のエベロン世界を背景にした冒険ファンタジー小説です。巻末にはエベロン世界の詳細なガイドと用語集が用意されており、エベロン世界に興味をお持ちのTRPGプレイヤーの方にも、ゲームに馴染みのない一般ファンタジー読者の方にも、お楽しみいただけます。
著者等紹介
ベイカー,キース[ベイカー,キース][Baker,Keith]
2002年には、昼間の仕事を辞めてフリーランスのライターの仕事に専念する。そして2003年、驚いたことに、みずから考え出した“エベロン”の世界設定が、ウィザーズ・オヴ・ザ・コースト社による「ワールドガイド一般募集」の最終候補に残ったのだ。キースは現在、コロラド州ボールダーで暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紺
1
展開も結果もなかなかハードだった。洋ゲー独特の困難さというか、問題を解決してスッキリとはいかない、死ぬ時は死ぬ、意見が対立したらお互いの落とし所を見つけて痛み分け、実直より策略。なんだか問題の解決の仕方が物語臭くないのか、でも人間臭くていい、警護団の軍曹との和解のシーンとか結構印象的。「初めて会った時、俺はあんたをリフトから放り出すつもりはなかった。そっちがかかってきたんだ。が、まあ聞け。あんたは正しかった。――俺はあんたに謝らなければならん、軍曹。だから、もう一度やり直さないか、互いに同じ軍人として」2013/10/05
decuno
1
面白かったけど、3部作なのですべて解決せずにもやもやのうちに終わった。多分これあとの作品は訳されねーだろうから、それが嫌だったら読まないほうがいいと思う。2011/04/04
ぷるっちょ
0
ドッペルゲンガーの親戚らしいチェンジリングが一般市民として社会に受け入れられているのが不思議だった。姿形を自由に変える事が出来て、誰にでも成り済ます事が出来る存在というのは、社会の秩序や治安に対する脅威だと思うのだが、どうして迫害、弾圧されないのだろう。エベロン・ワールドガイドによるとPCとして作成可能らしい。後、治癒のマークを持つジョラスコ氏族(ハーフリング)が治療者として重要な役割を負っているらしいが、従来のD&Dではクレリックがその役割を担っていた筈だが、エベロンではどうなっているのだろうか?2016/05/13
ハイランス
0
登場人物が多く、ひたすらイベントが降りかかってくるタイプのシティアドベンチャー。 クライマックス直前に 「デイン、全部知ってるわ。どうして、いまさらー」 「声に出して考えているんだ。我慢してくれ」 とダイジェストで振り返ってくれるのが助かる笑2023/04/08
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