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内容説明
妙なる調べは視覚となり、紡がれた幻が現実と交錯した時、“幻奏”能力者オルガの物語は始まる。至高の奏者・文殊の死は、オルガを監察官・普賢と出会わせる。事件は二人の距離を近づけ、そして新たな事件は起こる。文殊殺害の真犯人は?ガヴローシュとは何者なのか?“幻奏”が織りなす謎は、やがて意外なる真相へと普賢を導いていく…。幻想の語り部、五代ゆうアーカイブ公開。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1991年「はじまりの骨の物語」(富士見ファンタジア文庫)で第四回富士見ファンタジア長編小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
5
図書館本。五代さんの初期の作品。 うーん、あまり話に入り込めなかった。設定がややこしすぎる。でも、五代さんの原型は色々なところから感じられる。 しかし、ネーミングが強烈だなぁ。それも若気の至り?評価、甘めで星2.もうこの人の作品はしばらくいいかな。2017/05/28
なほまる
4
あの頃の日本のSFファンタジーってこういう空気感あった。氷室冴子さんを思い出したり、「ぼく球」の木蓮思い出したり…。各章を「変奏」と表示してたので、その点で期待値上がってたのにそうでもなかった感はありますが、「物足りない・もっと書き込んで」みたいな気持ちは不思議となく、その世界へ行って読めた感じ。作者の初期の作品ですが、「まだ粗いけどまだらではない(掘り下げの深い浅いがあまりない)」せいなのかなと思った。初期でなければ「もっと全体的に掘り下げて!」とかなるのかもね2016/01/28
結城あすか
1
デビュー以前の作品のお蔵出しといった話にょ。著者の気負いこみは感じられるけど全体的には作りこみが足らないというか、退屈な感じがするにょ。作家の習作という点では興味深いと思うけど、『パラ娘』や『骨牌』ほど洗練された内容でもないから、初心者には薦めないにょ。2006/07/12
リンダ
1
鈴木理華のイラストが似合う、綺麗な話。ラストの幻奏は切なかった。2009/09/30
sfこと古谷俊一
1
実にオーソドックスに当時の日本SFファンタジーな感じ。2008/07/06