著者等紹介
アングランド,ジョーン・ウォルシュ[アングランド,ジョーンウォルシュ][Anglund,Joan Walsh]
1926年、アメリカ・イリノイ州生まれ。1945年にシカゴのアメリカ美術学校を卒業後、広告アーティストとして活動。1947年に結婚し、1958年にマンハッタンへ居を移す。小さな町で育ち大都会に来たわが子、ジョイとトッドが、新しい環境のなかさびしがっていると感じ、それに応えるように初めての本を書く。『ともだちはどこ?』は、友だちは探せば自分のすぐそばにいるよ、というメッセージがこめられている。この愛らしく真心あふれる本は、たちまちベストセラーとなった
小川糸[オガワイト]
1973年生まれ。2008年、『食堂かたつむり』(ポプラ社)で、小説家としてデビューする。2011年、『食堂かたつむり』で、イタリアのバンカレッラ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
78
ともだちはどこにいる? 耳をすませてごらん。きっとステキな出会いが待ってるから。シンプルでやさしいメッセージがこめられた小さな本。ともだちが少ないとさみしい? いえいえ、いろんな形があっていいはず。翻訳は小川糸さん。2012年3月初版。2015/08/22
chiaki
40
みんながようやく新生活にも慣れてくる時期だけに、周りに馴染めず、きっと心細い想いをしてる子だっているんじゃないかな。「ともだちとは、あなたを大切に想ってくれる、すべて。」そんなときに、この言葉があれば、自分は一人じゃないと背中を押されるはず。たくさんのともだちがいる人もいれば、少数のともだちと友情を育む人もいる。急がなくていい、ゆっくり自分のペースでいいんだよ。そんなことに気づかされます。とても素敵な1冊。贈り物にもいいかな♡2021/05/14
まい
30
図書館で見つけた手のひらサイズの可愛らしい絵本(小川糸さん訳) 引っ越しをして新しい環境の中で寂しがっている子供たちへ書いた本ということで、とても優しく愛情あふれています。 ちょっと心が疲れて周りが見えなくなっている時、ふっと大切なことを思い出させてくれそう(*´ー`*)2014/03/26
陽子
25
小川糸氏が訳をしている小さなサイズの絵本。詩的でいいなあと感じた。ともだちは実は色んな場所にいる。それは、人間だけとは限らない。身のまわりに色々な人やものが寄り添ってくれていることに改めて気づくことができる。人間は決して一人ではないものよ。と歌のように優しく語っている絵本。「プレゼントに最適」と謳われていた。なるほどね。2020/06/06
花林糖
17
ともだちはどこ?「ともだちとは、あなたを大切に想ってくれる、すべて」。人以外の動植物自然とも仲良くなれ友情を深める事が出来るのです。昭和レトロの文具用品の様な絵が愛らしく素敵。小川糸さんの翻訳も◎。寂しさを感じた時に読みたい絵本。2023/04/25