内容説明
生まれてからずっと地下シェルターでくらしていた12歳の少女、エバ・ナイン。いっしょにくらしているのは、教育係のロボットのマザーだけ。地下シェルターを出て、自分以外の人間に会いたいというが、マザーは、まだだめだと許してくれない。そんなある日、突然地下シェルターが何者かに破壊、侵入される。エバは、なんとか地上へ逃げるのだが、そこで見た風景は、想像を絶するものだった…。『スパイダーウィック家の謎』の画家トニー・ディテルリッジが、今作はストーリーテラーとして、才能を存分に発揮したSFアドベンチャー作品。近未来を舞台にした、少女エバの冒険物語が、ついにスタート。
著者等紹介
ディテルリッジ,トニー[ディテルリッジ,トニー][DiTerlizzi,Tony]
1969年、カリフォルニア生まれ。絵本『スパイダー屋敷の晩餐会』(文溪堂)は、2003年のコールデコット賞オナーブックとなった。主な作品としてジーナ・サザーランド賞受賞の絵本『ぼくとおとうさんのテッド』などがある
飯野眞由美[イイノマユミ]
東京都に生まれる。立教大学文学部英米文学科卒業。塾やカルチャースクールで英語を教えるかたわら、詩の英訳やゲームの翻訳も手がける。DHC、FMC(現在のアメリア)、バベルの翻訳コンテストに入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nightbird
2
地下シェルターでロボットとふたりきりで生きてきたヒロインが、何者かの襲撃を受けて生まれて初めて地上に出て、冒険の旅に。導入部ではイマイチかな?と思ったけど冒険がはじまって仲間が増えてから面白くなった。設定も謎だらけで先が気になる。イラストも魅力的。ヒロインのエヴァはクロエ・モレッツ似。かわいい。2014/06/05
まんま
1
地下シェルターで、教育ロボットマザーと暮らしていたエバ。突然の襲撃から初めて地上へ出ることになり。けったいな生き物、むしろナマモノがでてくる!ちょっと蟲っぽい。でも空飛ぶクジラはいいなあ。2015/01/23
suzukix
1
娘が買った本ですが、楽しめました。アメコミ的な挿絵がちょっと…と思いましたが、怒涛のエバの冒険に、途中から可愛く見えてきたのが不思議♪2巻も読みますー☆2013/06/03
ヌッシー
0
挿絵がキレイなので読んだ。物語は地下シェルターを脱出したところで終わりなのでプロローグに近い内容だった エバは長年外にことについては知らず電子端末のみを見て育っていたいたため、外の見るものの違いに驚いていた。そういったことは現代の生活でもあり得ることだと感じた2016/10/20
onion
0
ソフト本ファンタジーシリーズで気になっていたので読了。設定や描写がしっかりしてて、飽きずに楽しく読める。個人的には好感触!世界観やイラストのイメージが「スターウォーズ」に似てる。イラストも著者によるもので(本業イラストレーター)愛嬌があってかわいいんだけど、アメリカンテイストなので日本の子に受けるかなあ?と思う。このイラストのテイストが、このシリーズの魅力なのだけど。2015/02/20