内容説明
メイはねむれませんでした。ミルクをのんでも、ほんをよんでも、ますますめがさえるばかり。そこで、ひつじをかぞえることをおもいつきました。ひつじが1ぴき、ひつじが2ひき…あっというまに、ひつじは100ぴき!106ぴき、107ひき…おや?108ぴきめのひつじはどうしたのでしょう?すべてのねむれないひとにおくる絵本。
著者等紹介
いまいあやの[イマイアヤノ]
1980年ロンドンに生まれる。イギリス、アメリカ、日本で育つ。武蔵野美術大学にて日本画を学ぶ。2003、2004、2005、2006、2009年にボローニャ国際絵本原画展に入選。2010MOE絵本屋さん大賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
72
2003年ボローニャ国際絵本原画展入選。2006年に英国で“The 108th Sheep”の題で出版されたいまいあやのさんのデビュー作。日本語版は2011年1月初版。これまで6カ国で翻訳されているとのこと。眠れなくなった女の子メイは、ミルクを飲んだり本を読んだりしても目がさえるばかり。そこで、ひつじを数えることにしました。1匹、2匹……10匹……100匹(!)……ひつじたちは次々にメイの頭の上を飛び越えていきます。106匹、107匹……ゴツン!! あらら。最近の作品に比べると素朴な画風ですね。 2014/10/20
昼夜
49
ひつじが可愛い。最近、眠れないのでひつじを数えてみようかな。何匹になるのか怖いけど(笑)。108ぴきってところが絶妙で人間の煩悩の数だと思うと深いです。108番目を真剣に探したのになかなか見つからなくてショックでした。2011/02/04
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
いまいあやのさんの絵に惹かれて。眠れなくて羊を数えていた女の子のメイだが、108匹目の羊に異変が・・。飛べるように秘策を考えるが、それで眠れるのかなと笑っちゃいました。今時の子は眠れない時に羊を数えるのかな?!子供に眠れない時はどうすると聞いたら、「起きておく」と即答(笑)。2014/07/29
浅葱@
41
眠れないメイちゃん。飛び越せない小さい羊。待っている羊の仲間たち。困った気持ち。どちらの気持ちもわかります。眠れないことも忘れみんなが付き合って、そうくるか!の展開。ほっとします。モノトーンで可愛いけれど甘過ぎない絵もゆっくり眠りに引っ張ってくれそう。今夜読んでから寝よう。さてさて、私は誰の気持ちに寄っていくだらう?2014/01/18
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
32
その夜、メイは何をやっても眠れませんでした。そこでメイは羊を数えてみることにしました。羊が1匹、羊が2匹・・羊たちがメイのベッドの上を順調に飛び越えていきます。でも108匹目の羊は・・。ほのぼのとしたイラストもさることながら、話の内容も可愛くて良かったです。羊の世界もなかなか大変ですね(笑)今井さんの絵本をもっと読んでみたいなと思いました。★★★★2011/09/15