内容説明
「うっわああああああああ」「おまちしておりましたふう太さま。いえのカギをなくされましたね」カギの世界にまぎれこんだふう太はぬけだすことができるのだろうか?新々気鋭の絵本作家こばやしゆかこのめくるめく世界。
著者等紹介
こばやしゆかこ[コバヤシユカコ]
東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、同校研究室、史料室勤務を経て、イラストレーターに。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
お家のカギをなくしたふう太。鍵穴を覗いていると吸い込まれてしまった。そしてそこは鍵の世界。どうなるかと思ったら、意外にスーッと元の世界に戻り、もう一ひねり欲しかったかな。絵はとてもミステリアスさを醸し出していた。一番気になったのは青い蝶。どんな存在だったのだろう・・。不思議の国のアリスのような雰囲気でした。2021/10/14
anne@灯れ松明の火
28
「まほうのきって」が面白かったので、隣町で。家のカギをなくして慌てる「ふう太」。カギ穴をのぞいてみたら……! これまた、思いがけない展開に驚かされる。ミステリアスで、ちょっと怪しい世界が広がる。意外なものが大切な役目を担っていて、それにも少し驚いた。あのまま、踊り続けたら、ふう太はどうなったんだろう? これを読んだ子は、「絶対カギをなくさない!」と思うかな。それとも、なくして、不思議な世界を体験したいと思うのかな。これも貼り絵なのかは、よくわからなかった。どうなのかな?2021/09/13
いろ
20
以前から気になっていた作者の絵本,ようやく手に取る事が出来た。家の鍵をなくした事から始まる不思議体験のお話。最初に鍵穴から伸びて腕をつかんでくる手にはゾッとしたけど,怖いお話じゃなくて,ファンタジー。息子は,手をつかまれて驚く主人公のしっぽが毛羽立ってるのを笑っている。最後まで読んで,扉の絵にすでにヒントが♪と気づく。不思議な世界の大広間に輝くシャンデリアが「これ本当はキーホルダーだよ。」と再読を繰返しながら嬉しそうに1つ1つ指差す8歳男児。最初からずっと青い蝶がいつもそばにいるのも楽しいみたい。2016/10/18
かっぺ(こと悩める母山羊)
12
☆4歳 ちょっと怖いような不思議なおはなし。鍵を見つけられなかったらどうなってたんだろう。2014/03/13
喪中の雨巫女。
12
《図書館》絵が素敵。鍵は、独り暮らしだと、とても大事。一昔の夏、会社に家の鍵を忘れ、車通勤だったため、車内で、一泊しました。(泣)2012/03/08
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