名作を生んだ作家の伝記シリーズ
「おおきな木」の贈りもの―シェル・シルヴァスタイン

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  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894236417
  • NDC分類 K930
  • Cコード C8023

内容説明

世代をこえて愛される絵本『おおきな木』『ぼくをさがしに』を描いたシルヴァスタインの伝記。

目次

第1章 多才な変わり者
第2章 動物園の飼育係
第3章 寓話作家
第4章 ソングライター
第5章 詩人と挿絵画家
第6章 姿かたちを変えながら
第7章 いろんなダンス
第8章 チェックアウト

著者等紹介

ボーガン,マイケル・グレイ[ボーガン,マイケルグレイ][Baughan,Michael Gray]
フリーの作家・研究者。著書に、チャールズ・ブコウスキー、スティーヴン・キングの伝記のほか、E・E・カミングス、ラドヤード・キプリング、ジョン・アッシュベリー作品の研究ガイドがある

水谷阿紀子[ミズタニアキコ]
1978年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期博士課程修了。専攻はイギリス社会経済史。特に、18世紀のイギリス湖水地方における社会・経済・人口・家族のありさまを研究した。現在は、文芸および経済・金融分野の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とよぽん

47
『おおきな木』を読んで、私も疑問を感じた。出版当時のアメリカでも批判や酷評あるいは賛辞など大変話題になった『おおきな木』だが、この伝記で疑問が解けた。シルヴァスタインのスタンスが、読者に価値や判断を与えるのではなくて読者自身に考えてもらう(たとえ子供でも)ということだったのだ。さらに、作家、ソングライター、詩人、画家、シナリオライターなど多才で独創的な人物だったことを知って驚いた。5、6人の芸術家が、たまたま一つの体に存在した、と考える方がわかりやすい、と著者は書いている。底知れぬシルヴァスタインの魅力!2020/06/20

クラムボン

16
読み友さんに教えていただきました。シルヴァスタインは陸軍の徴兵でスタートする。朝鮮戦争で日本にも配属されたが幸いにも新聞職員に選ばれて漫画を描くことに。その後は漫画家・寓話作家・ソングライター・詩人・挿絵画家・劇作家として活躍する。最大の問題作「おおきな木」は議論と論争を巻き起こしたそうだ。教師、聖職者、女性解放論者など様々な立場から解釈された。アメリカは議論の国なのだ。作品をいろいろ紹介しているが、中でも挿絵をモーリス・センダックに頼みたかったが結局自分で絵を描いた詩集「歩道の終るところ」が興味をそそる2024/09/16

はな

4
「おおきな木」の著者の伝記。詩や戯曲、音楽も作成しており、グラミー賞を受賞したり、アカデミー賞にノミネートされるなど、才能は多岐に渡る。 ①結末があいまいで、読み手にこう考えろとか、こう感じろと教えない ②ふだん使う実際の話しことばで書かれている ③語り手が子どもにじかに語りか、物語の中にさそいこむ 「とにかく何が起こるかわからない人生にまさかはないからね」「なにかを創造する人間は、ただひたすらじぶんの仕事をするべきで、じぶんの仕事がどんなふうに受けいれられるかなんて、気にしちゃいけないんだ」

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