シャーロック・ホームズ＆イレギュラーズ〈４〉最後の対決

マック，Ｔ．〈Ｍａｃｋ，Ｔｒａｃｙ〉/シトリン，Ｍ．【著】〈Ｃｉｔｒｉｎ，Ｍｉｃｈａｅｌ〉/金原 瑞人/相山 夏奏【共訳】

文渓堂（2012/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 252p／高さ 19cm
• 商品コード 9784894235649
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

内容説明

宿敵、モリアーティを追いつめようとするホームズが、不穏な動きをはじめた。イレギュラーズは必死にあとを追うが、巧妙に姿をくらますホームズ。やがて彼は、あのライヘンバッハの滝でモリアーティとの「対決」をむかえることに。そして、オジーの父親探しの結末は…？名探偵ホームズが厚い信頼を寄せる少年団、“ベイカーストリート・イレギュラーズ”を主役におくるノンストップの痛解ミステリー・衝撃の結末をむかえる最終巻。

著者等紹介

マック，Ｔ．［マック，Ｔ．］［Ｍａｃｋ，Ｔｒａｃｙ］
Ｍ．シトリンの共同執筆者。ニューヨーク在住。書籍の編集者を務めるかたわら、児童向けの作品を執筆している。デビュー作“Ｄｒａｗｉｎｇ　Ｌｅｓｓｏｎｓ”はすぐれたＹＡ作品としてアメリカ国内で評判となった

シトリン，Ｍ．［シトリン，Ｍ．］［Ｃｉｔｒｉｎ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
Ｔ．マックの共同執筆者。ニューヨーク在住。書籍の編集者を務めるかたわら、児童向けの作品を執筆している。デビュー作“Ｄｒａｗｉｎｇ　Ｌｅｓｓｏｎｓ”はすぐれたＹＡ作品としてアメリカ国内で評判となった

金原瑞人［カネハラミズヒト］
１９５４年、岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。研究分野はエスニック文学。また、ヤングアダルトの分野を中心に精力的な翻訳活動を行っている

相山夏奏［アイヤマカナデ］
神戸女学院大学・大阪女学院大学非常勤講師。字幕翻訳の仕事をへて、文芸翻訳の世界に。現在はＹＡ小説の翻訳をしながら、ＴＩＬＴ（Ｔｒａｎｓｌａｔｉｏｎ　Ｉｎ　Ｌａｎｇｕａｇｅ　Ｔｅａｃｈｉｎｇ）をテーマに研究している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yourin♪]

もっとずっと続くと思ったのに、４巻で完結してしまい残念。　私はコナン・ドイルのホームズを読んでいないのですが、読んでいたらラストに感じるものが違うのかなぁ～。　大好きなスカイエマさんのイラストがたくさんあって嬉しい♪

2012/03/07

[ぽま]

シリーズ最終巻。これまでとはかなり趣を変え、全編が『最後の事件』をベースに進む。イレギュラーズがホームズを追跡するグループとモリアーティを追跡するグループとに分かれてしまう点は、正典の追走劇を上手く利用しており、思わず唸ってしまった。更に、マイクロフトが登場したり、モリアーティの三人兄弟の話など、正典ファンなら反応せざるを得ない仕込みも。ライヘンバッハでの対決以降は少し物語の勢いが足りないような気もするが、全体としては秀逸なパスティーシュだった。

2012/09/12

[雪音]

絶望や諦念に包まれたままの終わり方でなくて良かった…！希望も予兆もあって、そうと予感はいても、はっきり物語として語られた事が嬉しいです。そしてかたりべの正体に全く気付いていなかった…むしろ親友の方だと思っていた私に、推理力は皆無の様です。シリーズ最終巻は、普段目立たないメンバーがドキドキの冒険をし、いつもの三人がどうなるかはらはらしっぱなしでした。終わりはやっぱり少し寂しい。

2012/03/18

[hime．]

まさか、ライヘンバッハの滝でのホームズとモリアーティ教授の一騎打ちの場面にイレギュラーズかませてくるとは！　ホームズが父親ではないと知ったときのオジーの心情はどんなものだったのか。こちらまで涙ぐみそうになった。

2012/07/01

[saori]

シャーロック・ホームズとオズグットが、たきつぼのあと、いきていて、よかった。けっきょく、オズグットの、ちちおやは、わからずじまいだった。そのごのこともかいてあってよかった。

2012/12/15