内容説明
不朽の名作「ナルニア国物語」を生んだＣ・Ｓ・ルイスの生涯を描いた伝記。
目次
ぼく、ジャックだよ
家をはなれて
最大の喜び
戦争
ムーア夫人とルイス氏
何かをさがして
最後の階段をのぼる
キリスト教を守るために
ナルニア国へ
ナルニア探検
喜びと奇跡
影の国へ旅立つ
著者等紹介
ゴームリー，ビアトリス［ゴームリー，ビアトリス］［Ｇｏｒｍｌｅｙ，Ｂｅａｔｒｉｃｅ］
カリフォルニア州グレンデールで生まれる。ポモーナ・カレッジを優等で卒業。少年少女向けの人気書籍を多数執筆。ドラマチックな聖書の物語を愛し、その登場人物に魅せられている。現在、マサチューセッツ州ウエストポートに在住
奥田実紀［オクダミキ］
１９６６年、宮城県仙台市生まれ。コピーライター、編集者を経てフリーライターに。’９２～９３年、小説『赤毛のアン』の舞台となった、カナダのプリンス・エドワード島に、小さい頃からの夢を果たし滞在。その体験をもとにした書籍も出版している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
49
C.S.ルイスについて知りたくて読みました。児童書のコーナーにありましたが、じっくり読ませる内容でした。本名クライブ・ステープルズ・ルイス、本人は４歳のときからジャックと自称していた、ああそういう子なのか！なんとなく親しみが湧きます。彼の生涯を丁寧に綴っています。戦友との約束を守って、彼の家族（母と妹)を生涯に渡って支援、むしろ疑似家族として支えたこと。オックスフォードのフェロー、宗教的目覚め、ジョイとの結婚、淡々としていながらドラマチックでもあります。しばらくは彼を追いかけることになりそうです。2025/04/13
はじめさん
20
ナルニア国ものがたりの、真の創造主 CSルイス先生の伝記。もとはSF小説出身、同じ大学の３学年上に指輪物語のトールキン先生がいて、神話研究クラブなんかに入れてもらって仲良くやっていた。物静かで痩せて妻帯しているトールキンと、快活で太ってて独身を謳歌するルイス。児童向けの書いてと依頼されてナルニアの誕生。先達であるトールキン兄は「フォーンとかギリシア神話だろ。ごった煮でビーバーさんで、とどめにサンタクロース？ お前、ファンタジー舐めてんのか」と作品に対してはシビアだった。続きを求める読者に二次創作薦める。2021/02/27
洋書好きな読書モンガー
5
本棚から。ナルニア国物語を書いた作家の伝記。第一次世界大戦に従軍し同じく神話を好み同じオックスフォード大学教授になったほぼ同じ経験者にトールキンが居る。トールキンの講義は声が聴き取りにくく不評の様だったが、ルイスの講義は好評だった。子供時代多くのおとぎ話を読み聞かされた事が後の名作児童作家を産む元になった様だ。2024/07/16
花梅
0
『ナルニア国物語』にすっかり魅了されてしまい、作者のことが知りたくなって手に取った。空想好きで頭が良く、人に対してとても献身的で愛に満ち満ちた人だったことがうかがえる。おそらく『ナルニア国物語』とは、彼の愛した神や人、思想や思い出などのすべてが凝縮された、結晶のような作品なのだろう。だから、あんなに美しいのだ。本書を読んで、C・S・ルイスという人がとても好きになった。2017/02/13
ときわ
0
mixiレビューUP2008/08/04
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- 和書
- 刑法講義 〈総論〉
