内容説明
いつものじかん、いつものとしょかんに、きょうもぼくはいったんだ。だけどね、あれもよんだし、これもよんだ。ぼくはちょっとつまらなくなって、まどのほうをちらっとみたんだ。そしたらね…。まどにちょっこりこいぬがすわってた。2003年ボローニャ国際絵本原画展に入賞した、待望の大型新人デビュー作。
著者等紹介
井川ゆり子[イガワユリコ]
1974年東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部専攻科デザイン専攻グラフィックデザインコース卒業。卒業後、あとさき塾で絵本を学びフリーに。2003年ボローニャ国際絵本原画展フィクション部門入賞。『ポチポチのとしょかん』が絵本デビュー作になる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
261
井川ゆり子・作。お話は、図書館でぼんやりと外を眺めていた「ぼく」(小学校2年生くらい)の前に現れた子犬。そのポチポチに導かれて森の図書館へ。そこは動物たちのための図書館だった、という市場の幻想譚。絵は細部まで力強く描き込まれ色付けされたもの。ポチポチのフォルムがやや私の好みではないものの、全体としての擬人化にも、デフォルメにも成功している。図書館内部のシーンでは、いろんな動物を探し出す楽しみも。2025/02/04
たーちゃん
23
不思議なお話。息子は最後のページで「あっ!またポチポチいたよ!」と言っていました。2022/05/24
しぃ
22
表紙を見た2歳次女、「プーさん!」と一言。うん…まあ、似てるよね。黄色い熊に赤い服着せたらそうなるよね。お話は、人間の図書館に飽きた男の子(それも凄いわ)が出会ったクマのぽちぽちに、動物たちの図書館へ連れて行ってもらうというもの。動物たちによって本に特徴があって面白い。最後はじっくりページを見てしまうオチです。2016/03/23
くぅ
18
これは面白い。いろんな動物も出てくるし舞台は図書館で、息子はかなり食いつきました(๑´罒`๑)(4歳4か月)2021/09/13
りーぶる
18
娘のお気に入り。呪文の所ですごく喜ぶので、ついつい面白く読んでしまう。ポチポチっていう響きがもう可愛い。(4歳)2020/11/12