内容説明
ずっとむかしの南の島でのおはなしです。島の少年ピターレはある日、お父さんからかりに行こうとさそわれました。「おまえも、もう一人前だからね」ピターレはうれしくて、わくわくしました。
著者等紹介
渡辺章人[ワタナベアキヒト]
1919年、東京に生まれる。熊岡義彦氏に師事。1943年2月に応召され、青森の電信隊に入隊。南太平洋のラバウルの第八方面軍、宣伝班に転属後、参謀部解隊後第六遊撃隊に転属。ジャングルの文哨セリビットで、独り任務に着く。終戦と同時に山を下り、迎えにきたダイハツでラバウルに集結し、捕虜収容所で約1年間道路工事などの使役に着く。1946年5月2日、ラバウルより18日間かけて名古屋に上陸、復員する。復員後、日展五回入選。元東光会会員。1957年より公募展を離れ、個展31回。現在無所属で小平美術会運営委員長。長年、小さな子どもの絵画教室を主宰し、切手、出版、デザインの仕事に携わってきた。1989年、福音館書店より「こどものとも」シリーズ『まじょのひ』を出している。東京都小平市在住
ゆうきよしこ[ユウキヨシコ]
1952年、東京に生まれる。元埼玉純真女子短期大学教授。現在、共立女子大他非常勤講師。最近はアジアと女の視点から、文学や社会を眺めることに力をいれている。東京都小平市在住
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