内容説明
「ぼくがまってるよ」小さなオコジョのタッチィは、年に一度のおきゃくさまを悲しませないために…。この冬、とっておきの贈りもの。子どもから大人まで愛される絵本。
著者等紹介
亀岡亜希子[カメオカアキコ]
1971年、山形県米沢市に生まれる。東北生活文化大学生活美術学科卒業。高校時代にパステルと出会い、以来独学で絵本を描きはじめる。読んだ人の心の奥底に、いつもでもしまっておいてもらえるような絵本、誰かをなつかしく思い出すように、ふと思い出してもらえるような絵本を描いていきたいと思っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
56
クリスマスの夜の温かいお話。山の上で1人で暮らすおじいさん。年に一度、クリスマスの夜に帰ってくる孫とのパーティを楽しみにしてます。しかし、山の生活が辛くなったおじいさんは山を下りてしまいます…。亀岡亜希子さんの絵が独特の味わい。表紙のオコジョが可愛い。2020/10/28
Natsuki
55
オコジョのタッチィシリーズ冬。真っ白な冬毛も素敵♪寒い冬も健気に頑張るタッチィ。おじいさんのために、おじいさんのまごのヤーコポのために、だけじゃない。そう、タッチィ自身も楽しかったからこそ頑張っていたんだよね。と思ったらしっくりきた。2017/02/11
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
クリスマスのお話だと知らず、前から読みたい本登録していて見つけたので手に取った。最後はどうなるのかと思ったら、温かいラストにジーンとしました。次のクリスマスは皆で楽しめたかな~。2022/06/12
p.ntsk
47
毎年クリスマスイブの日に孫のヤーコポが山の家にひとりで住んでいるトムサおじいさんの所に遊びに来ます。ところがある秋の日おじいさんは山を下り町へ引っ越してしまいます。ヤーコポとおじいさんを引き合わせるために懸命に駆け回るタッチィが健気で可愛かったです。 2016/09/26
emi
42
山にすむオコジョのタッチィ。ときどき遊びにいくトムサおじいさんは、カレンダーにいつも丸をつけて、年に一度のその日を待っています。ところがトムサおじいさんは町へ引っ越すことに。おじいさんはあの年に一度のお客様を忘れてしまったの?胸をきゅーっと痛めたタッチィがとった行動とは…。とにかくこのオコジョのタッチィが切ないほどけなげで読んでて抱きしめたくなるかわいさの絵本。寒いあの季節に読むのがおすすめ。小さな子供の胸に残る絵本になってほしい作者の意思が伝わってきた一冊です。2016/02/14