モダン クラッシック セレクション<br> サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編

モダン クラッシック セレクション
サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編

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  • サイズ A5判/ページ数 460p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894232082
  • NDC分類 K936
  • Cコード C8097

内容説明

だれも知らなかったトラップ・ファミリーのその後。新天地アメリカでの数かずの失敗や困難にめげることなく、家族の絆は強まり、歌声はアメリカに響きわたった…。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の原作本。「マリア」が書いた本当の物語。

目次

アメリカン・ファーマー号に乗って
最初の十年間がいちばんつらい
やっと落ちついて
バルバラ
これからどうしたらいいのだろう?
自由の女神が見えるところで
新しい生活
奇跡
メリオン
ハエ〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

34
避難民として渡米した1938年から米国市民になった1948年までの苦難と愛と祈りの人生。ヨーロッパとの違いに圧倒されながらも徐々にアメリカに対する愛情を育んでいった。「求めよ、さらば与えられん」という箴言の通り、元英雄、元貴族という出自をかなぐり捨ててのゼロからのスタート。失敗を失敗に終らせない堅固な意志で、夫婦二人三脚で合唱団を成功に導いた。それでも、ついに別れが来た。家族の深い祈りと歌に包まれての安らかな最期、Uボートの旗、オーストリア皇室からの弔電が、トラップ艦長の英雄的生涯と至福の人生の象徴だ。2014/06/24

はるき

15
激動の時代を新天地で送る一家のその後。物語は目出度しめでたしで終わっても、現実は続く。マリアの愛で結ばれた一家の生活は順風満帆ではに。けれど、おおらかさと前向きさで切り拓くこともできるのか・・・・。あまり知られていないと思うが、沢山の人に読んでほしい。2015/02/07

うめ

13
マリアっておっちょこちょいで素朴、だけど、とっても温かい心の持ち主。ゲオルクがどれだけその人柄を愛していたか伝わります。家に帰りたい、家族と一緒に過ごしたい。涙。幸せって、最終的には、愛、なんだな。2014/07/21

Mayu

8
トラップ一家がオーストリアを出てからのお話。物質的にも文化的にも豊かな暮らしを楽しむ描写の多い前編を読んだ後だけになおさら、金銭的な貧しさや、ヨーロッパとアメリカの価値観の違いへのカルチャーショック、安心して生活する場がなかなか確立できない辛さがひしひしと伝わり、本当に苦労されたんだなぁ。とはいえ、そんな描写の合間にもマリアさんのやらかした失敗談やいたずらなど、ふきだしてしまうような箇所もあり、その明るさに脱帽。お金ないのに競売で散財したり、思いつきで新しいプロジェクトに手を出したりと危なっかしいところも2016/12/05

ようこ

6
ハッピーエンドの続きが気になって読んだ。アメリカという新天地で過去にしがみつくことなく、根を張っていく様子は想像通りだった。ゲオルクが病むくだりは読んでいて辛かったが、家族の愛情が滲み出ていてよかった。2011/05/26

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