内容説明
森にきのことりにきた少女マルラゲットは、突然オオカミに襲われます。マルラゲットはやっとのことで逃れましたが、反対にオオカミが怪我をしてしまいます。優しく看病してくれるマルラゲットに、オオカミは「もう、動物は食べないよう」と約束しますが…。人間と動物の友情を描いた、日本でも人気の高い絵本。
著者等紹介
コルモン,マリイ[コルモン,マリイ][Colmont,Marie]
1895年生まれ。10歳で孤児となった経験から、社会の不正に苦しむこどもを助けるため、こどもに関わる仕事に情熱を傾ける。新聞記事、児童小説、童話などを多くの執筆活動を手掛け、そのほとんどが古典的名作として現在も愛され続けている。1938年没
ミューラー,ゲルダ[ミューラー,ゲルダ][Muller,Gerda]
1926年オランダ生まれ。アムステルダムのデザイン学校卒業後、パリに移住。フォーシェの絵本実験学校で学ぶ
ふしみみさを[フシミミサオ]
1970年埼玉県生まれ。洋書絵本卸会社に勤務を経て、現在は絵本の翻訳、紹介につとめている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
9
初めて、誰かに優しくされたオオカミの気持ちがよくわかる。食べるの我慢してでもマルラゲットと一緒にいたかったなんて、切ない。2015/08/05
ドラン3世
1
司書さんに紹介してもらいました。私は大好きです、この絵本。生きていくためには他の動物を食べるのは当たり前なんだってことを切なく教えてくれていて、二人の友情に胸が打たれます。いつか読み聞かせで使いたいですね。2015/12/22
スガミ
1
再読。大学の授業で知った作品。狼と少女、というと赤ずきんのようだけど、全然違います。心が通じあっても、共に生きていけないことがある。それでも出会えてよかった。どうか幸せに。読者にも登場人物にも、誠実な作品です。2011/01/15
遠い日
0
090313【読書ノート/ひとことメモ】ちょっと説教臭いけれど。心の通いあい。2009/03/13
ロロ
0
強くて優しい女の子の話2021/11/26