内容説明
すべては大地の恵みから、時を超え、守り伝えたインディアンたちの原風景。
著者等紹介
寮美千子[リョウミチコ]
1955年、東京に生まれる。1986年、毎日童話新人賞受賞。1992年、アジアン・カルチュラル・カウンシルの奨学金を得てアメリカを訪れ、先住民の居留地を旅する。和光大学非常勤講師。日本文芸家協会会員
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感想・レビュー
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とよぽん
22
シアトル首長のスピーチ(1854年)。先住民の居住地を与える代わりに、今まで住んでいた土地をアメリカが買い取る??? そんな横暴への最後の抵抗だ。私たちは自然の一部。自然が私たちに属しているのではない。「ワシントンの首長へ そして未来に生きるすべての兄弟たちへ」という言葉から、このスピーチは始まる。 寮美千子さんの訳。2019/03/03
鈴木律
2
1854年に米政府が先住民に対し、土地を買い取って居留地を与えるという提案をし、これ以上の戦いは無益と判断し、提案受け入れを決断した先住民の部族連合代表だったシアトル首長が、当時の第14代大統領ピアスに伝えた言葉「シアトル首長のスピーチ」。本当にそういうスピーチがあったのか定かでないらしく、またそのスピーチも50以上のバージョンがあるそう。これはその複数バージョンから編集し直したものとのこと。人の営みについて考えさせられる。2019/01/02
kaolly
1
これもシアトル酋長の話2007/11/05