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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
42
画本宮沢賢治、パロル舎。「雨ニモマケズ」と一緒に借りてきた。版画の「雨ニモマケズ」とはまた全然違う丸や三角を使った絵。小林敏也さんの才能は素晴らしい。絵本で風の又三郎を読むのは初めて。風や砂煙、擬音。懐かしく読んだ。読み返して、子供時代に出会ったり別れたりした何人かのことを思い出してほろり。2023/01/07
ベル@bell-zou
27
あらすじは知っていたけれど、なんと風の又三郎、初読み。いいなぁ。夏と秋のあわいの風に乗りやってきてそして去っていった三郎。子ども同士の交流は警戒と照れ臭さから始まり近づき、笑い、ときには意地を張り合い。山や川、馬、魚。ひとときも同じ姿をとどめない自然の移ろいを当たり前に感じながら送る日々の瑞々しさ。理屈では説明のつかない不思議な出来事。先生の赤いうちわ。淡いタッチの絵は朧げな子ども時代の思い出そのもの。表紙見返し「賢治案内地図~ドリームランドとしてのイーハトヴ」は賢治の物語があちこちに。眺めるのが楽しい。2023/01/15
ビシャカナ
3
野山や川辺を駆け回り、自然の中で当たり前に汚れて遊ぶ子どもたち、そして風と共にやって来た不思議な雰囲気をまとう又三郎が日常にちょっとした波乱を招く、ひと夏のジュブナイル。方言が強いのでいまいち読み取りにくいが、それがかえって遠いノスタルジックを感じさせる。自然の豊かさだけではない荒々しさ、そして子供心のやんちゃや恐怖も描くのは自然に親しんだ宮沢賢治らしさを感じる。2023/06/25
黒豆
2
多くの本が出ている中、小林敏也さんのイラストが見たくてこの本を選びました。又三郎の話はこんなんだったかしらと思いましたが、懐かしく読みました。表紙裏の賢治案内地図が圧巻!2018/11/06
ええこ
0
昔の言葉遣いでよく分からなかった。でも、なんとなく不思議な感じで、子どもらの掛け合いが楽しかった。また、別の形で読んでみたい。2011/08/22