内容説明
それは夏の夜の夢。猫町の迷路にまよいこむ、奇妙な味わいの迷宮小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nico.pp1
18
不気味さ漂う、怪しい雰囲気の猫町。話の流れと関係のないところにある絵が謎過ぎ…荻原朔太郎の『猫町』には行ってみたくなったけど、こちら猫町には、ねっとりとした悪意がある気がして、行きたくない。2015/07/16
akubi
4
なんと。。 眉をひそめながら、すぐに本を閉じようと思ったけれど、この茜色の文字を眺めていたらするするとこの世界に溶けていってしまった。 淫靡な夢のなか、もう戻れなくていい。 明日も晴れだと、このひげが教えてくれてるし、宝石みたいな眼を手にいれた。 もう見たくないものはみなくていい。 おやおやまたもや迷い人。 さてさて。 どれにしようかな。猫親分さまの言うとおり。あのねのね。 2020/04/28
まさ公
3
ただよう雰囲気は好きでした。2015/06/27
charmy hitomi
2
なるほど、「無限」ね。暗い装丁がまた中身の雰囲気も出してる。迷い込んだら、さぁ抜け出せません。2011/10/21
shibatay
2
美しいけれど不思議でとても怖い町。一度だけ迷い込んでみたい。2005/06/09