ヤマネコ毛布

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784894190665
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

旅立つヤマネコへ。シマリス、ノウサギ、クマ、トラ、サル…カワウソもオオカミもそれぞれの思い出を刺しゅうにこめて森のなかまたちがつくった“さようなら”の贈りもの。

著者等紹介

山福朱実[ヤマフクアケミ]
1963年、北九州市若松区生まれ。イラストレーション等の仕事を経て、2004年に木版画の制作を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

113
パロル舎版を見つけて購入。旅立ちを決めたヤマネコ。ハリネズミの提案で、森の仲間で刺繍した手作りの毛布をプレゼントすることになりました。サル、オオカミ、カワウソ・・・。仲間たちは、ヤマネコとの思い出を頭に思い描きながら仕上げていきます。気ままな生活を謳歌してたであろうヤマネコが何とも愉快です。だけどヤマネコさん、自由すぎて振り回された仲間もいるみたい。ちょっと毒気を含んでいる所もこの絵本の魅力かな。一枚の毛布が出来上がるまでのゆらめきがとても素敵。心豊かな動物たちを愛しむように繊細な版画で謳い上げています。2018/04/05

ふう

87
森のみんながやさしいのか、ヤマネコがけっこういいやつなのか、ほのぼのとしたやりとりに温かい気持ちになりました。1ページ目の「もうきめた というかおです。」というところからもう楽しい。それだけ森の仲間は繋がっているんですね。いっしょに遊んだ楽しい思い出、追いかけられたり食べられそうになったりしてドキドキした思い出。全部ひっくるめて森のステキな思い出です。版画の力強く味わいのある表現がそんな森の雰囲気にぴったりで、絵が語りかけてくれるものもたくさん。うわおん、うわわおん…。ヤマネコさん、照れてる?2018/05/02

はる

75
版画で描かれた挿絵って何とも言えない温もりがあります。旅立つヤマネコのために、森の動物たちはそれぞれヤマネコとの思い出を刺繍に込めて毛布を贈ります。楽しい思い出ばかりでなく、ヤマネコに虐められたとか、悪い思い出もあるのが面白い。動物たちの素直な想いが微笑ましいです。ラストのヤマネコの鳴き声は、読む人によって様々な受け取り方が出来るのも巧いと思います。2018/05/01

tokotoko

71
最近、コラージュや版画に興味があります。なので、表紙とね、最初のページ「たびに出ようとおもう。」っていう一文に、ギューッと惹かれて、図書館で借りて帰りました。そしたら、何と!!今の季節(春)に超ぴったりの1冊だったのです。版画も、お話も、ページをめくるごとに、味わいを深めて行きます。毛布、どんどんできていくんだけれど、だんだん涙も浮かんできてしまいます。ものすごくいい絵本です。大人の方に特にオススメです。あったかい涙と毛布とヤマネコと一緒に、ぐーっすり眠ろうね。2016/03/22

紫綺

63
読友さんの感想を読んで。たびに出ると言うヤマネコに、親友ハリネズミが森のなかまに呼び掛け、それぞれの想い出を刺繍にした毛布をプレゼント。みんなの心が温かい♪2018/05/06

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