内容説明
鎌倉時代初期、なぜ念仏の教えは宗教弾圧(法難)を受けたのか。法然聖人や親鸞聖人をはじめ、その教えを受けた門弟たちは、この事件を通してさまざまな人生を歩んだ。この法難の真相と背景とは―。3人の碩学が、日本仏教史・浄土教理史・真宗学の分野から、法難の実相に迫る。
目次
第1回 法然聖人の念仏思想―とくに承元の法難をめぐって(法然聖人に対する批判;法然聖人の教えを聞く人々の反応;偏執・偏頗の教え ほか)
第2回 法難と流罪(貴族の仏教から庶民の仏教へ;天台座主からの叱責と法然聖人の釈明;七箇条制誡と門弟百九十名の署名 ほか)
第3回 赦免以後の宗祖の教化(書簡の所要日数;往復書簡として現存するもの;聖人の肖像画 ほか)
著者等紹介
梯實圓[カケハシジツエン]
本願寺派勧学
平松令三[ヒラマツレイゾウ]
教学伝道研究センター顧問
霊山勝海[ヨシヤマショウカイ]
本願寺派勧学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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